トヨタ、ケンタッキー工場で生産累計1,000万台を達成

公開 : 2014.05.30 21:00  更新 : 2017.06.01 02:12

トヨタは、米国生産事業体Toyota Motor Manufacturing, Kentucky, Inc.(以下、TMMK)で5月29日、車両生産累計1,000万台を祝う記念式典が実施した。

式典には7,000人が参加。会場では、TMMK生産第一号のカムリと、TMMK生産1,000万台目のカムリ、2台が並べられた。

TMMKのウィル・ジェームス社長は式典で「この2台のカムリの間には、たくさんの時間が流れ、見た目もずいぶん変わったが、そこに受け継がれるチームワーク、技術、情熱といったDNAは何ら変わっていない」と述べた。

また、TMMKの初代社長である楠兼敬も、1988年5月に開かれたTMMK生産開始記念式典で、同じようなスピーチを行っている。「TMMKで初めて生産されたこのカムリは、我々がもっとも大切にしている基本、すなわちチームワークのシンボルだ。だから、このカムリを、従業員のためにいつまでも残しておこうと思う。私たちは将来、チームワークを通じて何を成し遂げられるのか。このカムリが、それを示してくれるだろう」と。

生産累計1,000万台を達成するのは、TMMKが海外事業体としては初めてのこと。設立当初から現在までのTMMKの累計投資額は約59億ドルに上る。また、2015年からのES350の生産開始に伴い、生産能力は現在の年間50万台から55万台に増加する予定。

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