モーガン プラス・フォーに限定仕様「LM62」設定 ル・マン優勝車にオマージュ

公開 : 2022.01.19 18:25

モーガンは、60年前の24時間耐久レース優勝を記念して、プラス・フォーの限定生産モデルを発表しました。

1962年のル・マン優勝者に敬意

モーガンは、ル・マンでのクラス優勝から60年を記念して、限定生産のプラス・フォーLM62を発表した。

標準のプラス・フォーをベースに、1962年のル・マン24時間レースで2.0Lクラスを制した「プラス・フォー・スーパースポーツ」へのオマージュとして製作されたモデルだ。

モーガン・プラス・フォーLM62
モーガン・プラス・フォーLM62    モーガン

エンジンは標準のプラス・フォーと同じだが、「TOK 258」のナンバープレートを付けていたレース優勝車に敬意を表した特注のデザインが採用されている。

生産台数は62台限定で、各車両には赤を基調としたダークグリーンの塗装と、車両番号29番のスペシャルデカール・パッケージが施される。スプリッターとスポーツエグゾーストはブラックで仕上げられている。

また、プラス・フォーでは初めてハードトップが装備された。これもル・マン優勝車を彷彿とさせる特徴だ。その他にも、「LM62」のバッジ、シルバー塗装のホイール、スポットライト、ル・マン風のフューエルフィラーキャップなど、レースにインスパイアされた仕様となっている。

62台の限定生産モデル

インテリアでは、製造番号を示すメタルプレート、ブラックサドルレザーのドアプル、サテンラバーマット、タウニーウッドのセンタートンネルトップとダッシュボードが採用されている。さらに、ブラックレザーのヒーター付きシートを装備する。

モーガンの会長兼CEOのスティーブ・モリスは、次のように述べている。

モーガン・プラス・フォーLM62
モーガン・プラス・フォーLM62    モーガン

「1962年のル・マンで優勝したモーガン・プラス・フォーは、世界中のモーガン愛好家、従業員、オーナーの心に特別な位置を占めています」

「平均150km/hのスピードで3500kmを走破し、ダビデ対ゴリアテのように、当時の資金力のある大手ライバルに勝利したのです」

LM62は、右ハンドルまたは左ハンドル、MTまたはATを選択することができる。価格は7万9995ポンド(約1250万円)から。

オプションとして、ソフトトップフード、車両製造風景の写真セット、アクセサリーパッッケージ(クロームのバックミラー、ホイールスピナー、モトリタのステアリングホイール)が用意されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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