トムス・スープラ・ツアラー 落札ならず 東京オートサロン出展車×ヤフオク 

公開 : 2022.01.23 20:19  更新 : 2022.01.23 20:52

東京オートサロン2022出展車8台がヤフオクに出品。トムス・スープラ・ツアラーの結果を紹介します。

トムス・スープラ・ツアラーの概要

自動車イベント東京オートサロン2022」と「コレクションカーオークション」のコラボレーションにより、リアルでのイベントとオンライン入札を融合したオークションが開催された。

「コレクションカーオークション」は、希少価値の高いクルマに特化したオークションハウスのBHオークションと、ネットオークションの「ヤフオク!」が協力して昨年6月から開かれている。

トムス・スープラ・ツアラー
トムス・スープラ・ツアラー

2022年1月23日に判明したオークションの結果を紹介。

トムス・スープラ・ツアラー

スタート価格:1201万8000円(税込1321万9800円)
最終結果:落札ならず
入札数:0
オドメーター:4050km

トムス・スープラ・ツアラーの詳細

トヨタのオフィシャルチューナーとして輝かしいレース実績をあげてきた「トムス」。その歴史はスープラともにあったと言っても過言ではない。

スープラの前身「セリカ」からレースを始め、1987年、国内チームとして初めて70型スープラでグループAに参戦し、デビューウィンを飾る。

トムス・スープラ・ツアラー
トムス・スープラ・ツアラー

そして80型 スープラには初の年間チャンピオンをもたらし、2020年からは再びスープラでスーパーGTに参戦。

2021年シーズンでは、シリーズチャンピオンを獲得した。

そんなトムスが今回、フラッグシップモデルである「トムス・スープラ」を、街乗りや長距離移動も快適にこなせるようにアップデート。

スポーツ性能を保ちつつ、エンジン特性や空力バランスなどを再セッティングし、新たに作り上げたのが、このトムス・スープラ・ツアラーである。

まず目を引くのがその迫力満点のエクステリア。

ボディは大幅にワイド化され、GTマシンと同寸の1950mmとなっている。

フェンダーに前後ともにダクトが設けられており、効率的なエアの流れを実現。

トムス・スープラに装着されていたGTウイングはキャンセルされ、迫力は保ちつつ、街に溶け込むルックスへと変更されている。

迫力の20インチホイールもこのモデルのため、VOSSENに特注。

中心に向かって窪んでいく流行のスタイル「コンケーブ」が採用され、レーシーかつスタイリッシュさに磨きをかける。

搭載されるB58エンジンはあえて内部に手を入れず、純正が持つ信頼性をそのまま維持している。

しかし、豊富なレース経験から得た技術を専用のECUに凝縮。最大出力は420psという大パワーを実現している。

そしてこのモデルで最も注目したいのが、その足まわり。

圧倒的な存在感を放つブレンボ製6ポッドキャリパーとφ380mmの大径ディスクローターは、このモデルのパフォーマンスの高さを証明している。

サスペンションはトムス・スープラではオプションとして設定されていた、KW(カーヴェイ)社製車高調整式ダンパー・スプリング、「バージョン3サスペンション」が装備されている。

しなやかな乗り心地とタイヤのグリップを最大限に引き出していた足まわりをより煮詰め、長距離走行も快適におこなえるようリセッティングされている。

内装は純正の雰囲気を残し、シックな印象に。ステアリングやケッキングプレートなど各部にドライカーボンをあしらうことで、スーパースポーツの貫禄を放ち、内部から見てもこれが唯一無二のGRスープラであることを意識させる。

また、落札者にはトムスならではのエクスペリエンス招待券が付与される。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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