新型ランボルギーニ・ステラート 市販化決定? ウラカンベースの4×4、プロトタイプ発見
公開 : 2022.01.23 06:05
2019年に登場したランボルギーニのコンセプトモデル「ステラート」に、市販化の可能性が見えてきました。
まさかのプロトタイプ発見
ランボルギーニのオフロードスーパーカー「ステラート」のプロトタイプが、初めて公の場でテストしている様子が確認された。
ステラート(イタリア語で「未舗装路」の意)は、ランボルギーニ・ウラカン・エボをオフローダー風に仕上げたモデルとして、2019年にコンセプトモデルが公開された。当時、同社の広報担当者は、このモデルを生産に移す計画はないと述べていた。
今回、軽いカモフラージュの施されたテスト車両が登場したことで、最終的に市販化される可能性が見えてきた。
外観としては、ウラカン・エボよりもはるかに高いグランドクリアランスを有している。ルーフにはエアインテークやルーフレールを装備。フロントバンパーはストーンガードで強化され、ボンネットにはLEDライトバーが装着されている。
ランボルギーニは以前、ステラートが市販化されることになれば、3Dプリント技術で製造できるとしていた。だが、コンセプトモデルで見られたオーバーフェンダーはいまのところ装備されていない。
未舗装路に適した仕様のウラカン
2019年のステラート・コンセプトは、ウラカン・エボと同じ5.2L自然吸気V10エンジン7速ATを搭載し、最高出力640psで4輪を駆動するものであった。
ステラートの市販モデルでは、ウラカンの後輪操舵システムはそのままに、低トラクションの路面でより効果的にグリップを発揮できるランボルギーニ・ディナミカ・ヴェイコロ・インテグラータ(LDVI)システムを採用することが予想される。
スポーツカーのオフロード仕様を実験しているのは、ランボルギーニだけではない。ポルシェは911ベースの「サファリ」をテストしているところを目撃されており、モーガンは「プラス・フォーCX-T」の製造を確約している。
ステラートが、アヴェンタドールJやSC20のようにワンオフのプロジェクトになるのか、それともシアンFKP37のような限定シリーズとして少量生産されるのかは、今のところ不明である。