レクサス、GSのベーシック・ハイブリッドを計画か
公開 : 2012.06.13 17:30 更新 : 2017.06.01 00:55
レクサスのエンジニアは新しいGSハイブリッドのベーシック・バージョンに取り組んでいるという。
新しい3.5リッターV6のGS450hのCO2排出量は137g/kmから141g/kmの間だが、既にヨーロッパのエグゼクティブ・カーの主流がヨーロッパでは4気筒ディーゼルに移りつつあることをレクサスの社長も認めている。
しかし、新しいベーシック・ハイブリッドはダウン・サイジングされた6気筒ガソリン・エンジンを使用することになりそうだ。レクサスのチーフ・エンジニア、金森善彦は、4気筒エンジンを搭載するアウディA8ハイブリッドを参照したものの、4気筒エンジンではキャビンの雑音をキャンセルすることができなかったのが6気筒エンジンを選んだ理由だとコメントした。
レクサスは新しいGSハイブリッド、便宜的にGS350hと呼ぶが、それはGS250に採用された204bhpの2.5リッターV6エンジンを使うことになると予測する。BMW 520edと同等の119g/kmのCO2排出量は獲得できそうである。しかも、そのパフォーマンスは4気筒のBMWよりも高くなるはずだ。
英国は長らくはヨーロッパにおけるレクサスの最高の市場であった。しかし2008年以降、信用危機からセールスを落としている。2011年の販売数は8,270台だったが、2007年には15,130台の販売を記録していた。今年、レクサスは英国で9,300台を販売する計画でいる。これを2015年には15,000台のラインまで戻す予定だ。それには、ベーシックなハイブリッド・モデルの助けが必要となることは間違いない。
ちなみに、2011年のレクサスは410,000台販売され、その60〜70%がアメリカで販売されている。