新型モーガン3ホイーラー 2月24日公開決定 自然吸気1.5L 3気筒エンジン搭載の3輪自動車

公開 : 2022.01.27 18:25

ツーリング用の便利なアイテムも豊富

3ホイーラーのオーナーが長距離ツーリングなどを好むことから、新型ではラゲッジラック、カメラ、ライト、各種ウィンドスクリーンなどを取り付けるための便利なブラケットを採用した。また、ラック、ミラー、ラゲッジケース、パニアケースなどのオプションも豊富に用意される見込みだ。

ルーフは装備されないが、おそらく布製のトノカバーやハードのハーフトノも用意され、快適なシングルシーターに変えることができるだろう。

新型モーガン3ホイーラー(プロトタイプ)
新型モーガン3ホイーラー(プロトタイプ)    モーガン

スタイリングはまったく新しいものだが、現行モデルとの繋がりは明らかだ。古典的な流線型ではないが、空力にはかなりの注意が払われている(フロント面積が小さいことと、エンジンを車内に移動させたことなど)。

その中でも目を引くのは、ボディサイドに設置されたフラットな「ディフューザープレート」と呼ばれるパーツだろう。同社によると、ボディに沿って流れる気流の管理(ラジエーターから排出された熱気も含む)、パニアの取り付け、グラフィックのパターン、そして「ドラマを加える」というのが、このパーツの重要な機能であるという。

モリスは、モーガンの本拠地である英国で2030年にICE車の新車販売が禁止されるとき、新型3ホイーラーはまだ現役かもしれないと述べた。だが、モーガンは電動化において「リーダーというよりフォロワーになる可能性が高い」としている。

5年前、モーガンの電動3輪車「EV3」の計画は、主要サプライヤーの都合で頓挫している。それでも、新型3ホイーラーをEVとして製造することも視野に入れているようで、「優先順位は高くないが、レーダーには映っている」とモリスは言う。

記事に関わった人々

  • 執筆

    スティーブ・クロプリー

    Steve Cropley

    AUTOCAR UK Editor-in-chief。オフィスの最も古株だが好奇心は誰にも負けない。クルマのテクノロジーは、私が長い時間を掛けて蓄積してきた常識をたったの数年で覆してくる。週が変われば、新たな驚きを与えてくれるのだから、1年後なんて全く読めない。だからこそ、いつまでもフレッシュでいられるのだろう。クルマも私も。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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