トヨタ、トップ5を独占 1月の登録車販売 ヤリス/カローラ/ルーミーが1万台超え
公開 : 2022.02.04 17:05 更新 : 2022.02.04 17:25
1月の「軽」 生産調整・停止が響く
軽自動車の首位に立ったのは、前年同月比17.4%増(1万9215台)を記録したホンダNボックスで、3か月連続でのトップに輝く。
続く第2位には、昨年9月に一部改良を図ったダイハツ・タントが、同32.3%減ながら7988台を販売して前月と同位に位置。
そして第3位には、キャンバスモデルの受注が堅調なダイハツ・ムーヴが、同10.9%減(7876台)を記録して入った。
また、第4位には昨年9月に追加設定した新バージョンのスマイルのセールスが好調なスズキ・ワゴンRが、同23.7%増(5920台)を達成してランクインする。
一方、生産調整の影響が大きかったスズキ・スペーシアは同57.6%減(5513台)。
エアバッグ性能の不具合により生産および出荷を停止した日産ルークスは3台。
同じくエアバッグ性能の不具合により生産および出荷を停止したeKスペース/eKクロススペースを含む三菱eKは、同30.0%減(1807台)と、販売台数を大きく落とした。
2022年1月 軽四輪車 通称名別 新車販売 トップ10
1位 ホンダNボックス:1万9215台
2位 ダイハツ・タント:7988台
3位 ダイハツ・ムーヴ:7876台
4位 スズキ・ワゴンR:5920台
5位 スズキ・スペーシア:5513台
6位 スズキ・アルト:5277台
7位 日産デイズ:5161台
8位 スズキ・ハスラー:4673台
9位 ダイハツ・タフト:4578台
10位 ダイハツ・ミラ:4460台
話題のニューモデルの動向に触れていこう。
新ハイゼット 予想超えの伸び
昨年10月に一部仕様変更を行ったスズキ・ジムニーは、生産調整の影響もあって前年同月比5.9%減(3656台)を記録。
本年3月での生産終了前に「α」「β」の2タイプの追加生産を実施するホンダS660は、同187.4%増(641台)を販売する。
また、昨年12月より全ての法人や個人ユーザーも対象にして販売を開始したトヨタC+podは、前月より22台多い101台の登録を成し遂げた。
一方、商用車のカテゴリーでは、昨年12月に全面改良を実施したダイハツ・ハイゼット・カーゴが同33.8%増(6517台)、同時期に一部改良を図ったダイハツ・ハイゼット・トラックが同6.0%増(6693台)を記録。
ハイゼット・カーゴは発売1か月で月販目標5700台の約2.3倍となる約1万3000台、ハイゼット・トラックは同6000台の約3.5倍となる約2万1000台の受注を獲得しているので、今後も販売成績の伸びは続くことが予想される。
なお、登録車と軽自動車を合わせた1月の車名別ランキングのトップ5は、ホンダNボックスが2か月ぶりの首位に立ち、前月トップのトヨタ・ヤリスは第2位にダウン。
以降はトヨタ・カローラ、トヨタ・ルーミー、トヨタ・アクアの順で続き、登録車がトップ5のうちの4モデルを占める“登高軽低”の結果となった。