アルファ・ロメオ・トナーレ誕生 400万円台〜? 内装/外装/グレード解説 日本導入は2022年内か
公開 : 2022.02.08 23:00
内装 レースの歴史にヒント
インテリアは、レースの歴史にヒントを得ている。
ドライバーに明確に焦点を当てており、あらゆる操作系へのアクセスは容易で、安全かつ比類なきドライビング体験に貢献している。
パッセンジャーに対しても同様の注意が払われており、快適なドライブを実現できる理想的な空間が創出されている。乗員を中心に設計された車内環境の特徴は、細部への徹底的なこだわりと最高品質のあくなき追求であるという。
インテリアの特徴としては、「テレスコピック」インストゥルメントパネルやスポーツタイプのステアリングホイール(アルミ製のシフトパドル付き)などが挙げられる。
メーターパネルはフルデジタルの12.3インチスクリーン、そして10.25インチのタッチスクリーンも備わる。
センターコンソールにはDNAドライビングモード・セレクターが備わる。ダッシュボードのエアコン用ベントは、中央はスリムな形状で外側はタービン形状とされた。
シート地の材質はグレードにより異なるが、スポーツウエアで使われるネオプレン・ファブリックをはじめ、最上級グレードではアルカンターラとヴィーガンレザーのバックグラウンド・コントラストカラーによりグラデーション効果を演出した仕様まで用意される。
そんなトナーレのインテリアは、居心地の良い乗員コンパートメントの中に、走りを楽しみたいドライバーに高く評価されているダイナミックな機能を備え、傑出した車内体験を生み出してくれるという。
PHEVも パワートレイン
トナーレのパワーユニットには、ハイブリッドとプラグインハイブリッドも設定された。
エントリーモデルでは、131.8psと24.5kg-mを発生する新開発の1.5L直4ガソリンターボエンジンに、専用の7速DCT(デュアルクラッチ・トランスミッション)と48V仕様で15kWと5.6kg-mを発生する電気モーターを組み合わせたハイブリッドのユニットが搭載される。
ハイブリッドGTV(可変ジオメトリーターボ)エンジンは、1.5Lの直4ガソリンエンジンに7速DCT、可変ジオメトリーターボ、48Vの主電源システム、15kW/5.6kg-mを発生する電気モーターを組み合わせたハイブリッドで、モーターのみでの走行も可能だ。
最高出力は、162.2ps。ガソリンエンジンならではのパフォーマンスを備えながら、ディーゼルエンジンに匹敵する燃料経済性を達成している。
トップモデルは、プラグインハイブリッドのQ4だ。このシステムは、1.3Lのマルチエア ガソリンターボエンジンで前輪を駆動し、電気モーターで後輪を駆動する。駆動用バッテリーの容量は15.5kWhで、システムの合計出力は278.8psを発生。0-100km/h加速はわずか6.2秒だ。
7.4kWの急速充電器を使用すると、わずか2.5時間でフル充電が可能。電動モードでの走行可能距離は、市街地サイクルで最長80km、複合サイクルでは60km以上だ。
また、131.8psを発生する1.6Lディーゼルエンジンと6速DCTを組み合わせた前輪駆動モデルも設定される。