アルファ・ロメオ・トナーレ誕生 400万円台〜? 内装/外装/グレード解説 日本導入は2022年内か
公開 : 2022.02.08 23:00
ドライビングプレジャーの最大化
アルファ・ロメオの矜持である、ドライビングプレジャーを最大化するため、伝統的な考え方である前後アクスル間の完璧な重量配分も達成されている。これは、重量のあるコンポーネントをできるだけ車両の中心に配置することで実現した。
サスペンションには、マクファーソン・ストラット式を採用。コンフォート/スポーツの切り替えが可能な電子ショックアブソーバーも設定されている。
前輪駆動のハイブリッド車とディーゼルエンジン搭載車には、エレクトリック・セルフロッキング・ディファレンシャルが標準装備される。
これによりスポーティかつ効果的なドライビング・ダイナミクスを達成し、滑りやすい路面では高いコントロール性能を提供するばかりでなく、アンダーステアを大幅に抑制し、前後方向の加速を助け、より高いロードホールディング性能を実現する。
プラグインハイブリッドのQ4では、ハイブリッド・オールホイール・ドライブを装備。
雪道や凍結路面でも安全な走行を可能にする理想的なトラクションを確保する。
より多くのトラクションが必要な路面では、エンジンは自動的に作動して前輪を駆動し、後輪用の駆動モーターも作動して、最大278.8psの出力を発生して、高性能で楽しく安全な走行が可能になる。
自動運転はレベル2
トナーレは非代替性トークンのNFTテクノロジーを搭載している。
これは、車両のライフサイクルの各段階で、修正不能な機密情報を記録して活用するものだ。
ユーザーの同意が必要だが、NFTに車両データを記録させておけば、そのクルマが適切にメンテナンスを受けたことを示す証明書を発行することができ、残存価値に好影響が期待できるというものだ。
また、アマゾン・アレクサ音声アシスタントも搭載しており、トナーレを荷物の再送先に指定できたり、車両の状態に関するアップデートを自宅で定期的に受け取ったり、充電状態や燃料残量の確認、観光名所の探索や、クルマの現在の場所を見つけたり、リモートのロック/ロック解除コマンドの送信など、さまざまな機能を活用できる。
先進運転支援システム(ADAS)では、車両前後および側面方向を監視するフロントカメラと、「インテリジェント・アダプティブ・クルーズコントロール」(IAAC)と「レーン・センタリング」(LC)システムを組み合わせて、レベル2の自動運転を実現するものが装備されている。
安全装備では、フロント/サイド/カーテンエアバッグに加え、ドライバー/車両/道路間の相互作用を完璧にする革新的なデバイスとテクノロジーを標準装備し、アクティブおよびパッシブセーフティ機能も満載している。
快適装備でも、デュアルゾーン・エアコン、洗練されたインフォテインメント・システム、ヒーター/ベンチレーション機能を備えたフロントシート、心地よいアンビエントライト、ハーマン・カードン製の14スピーカー・サウンドシステムなど、高レベルで充実している。