韓国の現代(ヒョンデ)、日本へ再参入 EVと燃料電池車に専念
公開 : 2022.02.08 15:00 更新 : 2022.02.08 22:21
韓国発のEVとFCVが日本市場へ。現代自動車が、日本で乗用車の新車販売を、約12年ぶりに再開します。
オンライン販売に特化 5月から受注開始
韓国の自動車メーカー、現代自動車が、日本の乗用車市場へ再参入すると発表した。
導入車種は、EVの「アイオニック5(479万円〜)」と燃料電池車の「ネッソ(776万8300円)」。
オンラインで完結する販売方式を採用し、本年5月から受注を開始する。納車は7月に始まる予定だという。
内燃エンジンを持たないモデルを前面に押し出すことで、これから電気自動車の本格普及を迎える日本市場で、一定の地位を獲得していく構えだ。
同社の日本法人「ヒョンデ・モビリティ・ジャパン」が開催した参入戦略の記者会見には、本国 現代自動車の張在勲 社長兼CEOがビデオメッセージで出演。
「(再参入に際しては)原点に立ち戻り、真摯にお客様ひとりひとりに向き合うことを決定しました。日本市場は多くのことを学ぶべき場所であり、同時に挑戦すべき場所」と意気込みを語った。
現代自動車は2000年に日本法人(ヒュンダイ・モーター・ジャパン:当時)を設立。翌年からセールスを開始したが2009年12月に乗用車販売から撤退。バスなどの商用部門は以降も活動を続けていた。
なお、国外の主要自動車メーカーによる日本に関連した大きな動きとしては、独オペルが日本市場への再参入を表明し、準備を進めている。
また英ケータハムは、愛知県の自動車ディーラーグループ、VTホールディングス社の連結子会社となり、2021年春より日本資本のメーカーとなっている。