エンジンはトヨタRAV4と共通? 新型マツダCX-60 PHEV 3月8日公開予定

公開 : 2022.02.09 19:09  更新 : 2022.03.10 15:35

マツダは新型SUV「CX-60」を3月に発表します。同社初のPHEVで、出力は300ps以上とのこと。

マツダ初のPHEV 最高出力300ps以上

マツダは、新型SUV「CX-60」を3月8日に公開すると発表した。2024年までに欧州で発売予定の新モデル2車種のうちの1つである。

発表に先立ち公式のティーザー画像が公開され、デザインの一部と、マツダ初のプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)となることが明らかになった。

マツダCX-60のティーザー画像
マツダCX-60のティーザー画像    マツダ

CX-60に続いて、3列目シートの大型SUV「CX-80」と、小型ロータリーエンジンを発電機として使用するレンジエクステンダー仕様のEV「MX-30」が登場する予定である。

CX-60の詳細はまだ不明だが、発表によると2.5Lのガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせ、合計出力300ps以上になるという。そのエンジンが、CX-5に搭載されているマツダ独自のスカイアクティブエンジンなのか、それともパートナー企業であるトヨタのものなのかは確認されていない。

後者のトヨタ製であるとすると、合計出力306psを発揮するRAV4 PHVのパワートレインがあり、マツダの300ps以上という主張と一致する。

マツダは、トヨタとのパートナーシップから生まれた最初の欧州市場向けモデルとして、トヨタ・ヤリスベースのマツダ2ハイブリッドを導入する予定である。

急拡大するマツダのSUVラインナップ

マツダはCX-60について、「持続可能なモビリティに向けたマルチソリューション・アプローチと、適切なタイミングで適切なソリューションを提供するというマツダのコミットメントを示すもの」と述べている。

また、このパワートレインは、「スムーズで効率的、かつ力強い加速を実現し、幅広い走行シーンでドライバーに安心感とドライビングの楽しさを提供する」とのこと。

北米で量産が開始されたマツダCX-50
北米で量産が開始されたマツダCX-50

CX-60は現行CX-5の上位に位置づけられ、価格は3万5000ポンド(約550万円)前後になることが予想される。

マツダの欧州向けSUVは、今回の新モデル2車種の投入により、CX-30、MX-30、CX-5と合わせて5車種となる。また、米国およびカナダでは、CX-70およびCX-90(それぞれCX-60とCX-80がベースのワイドモデル)を、CX-50と並んで販売する予定だ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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