アルファ・ロメオ、スポーツカー復活か 10年以内に可能性 イメージは「デュエット」や「T33」
公開 : 2022.02.14 06:05
スパイダー・デュエットやT33をイメージした新型スポーツカーが、2020年代に復活する可能性があります。
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アルファ・ロメオのスポーツカー復活の兆しが見えてきた。高級車市場のメインストリームとして地位を確立し、親会社であるステランティスにその財務的信用を証明した後、2020年代後半に登場する見込みだ。
アルファ・ロメオのジャン・フィリップ・インパラートCEOは、社内でワンオフモデルや限定モデルのプロジェクトが進行中であることを認め、今年中に多くの情報を共有できると語った。
インパラートCEOは新型スポーツカーについて、スパイダー・デュエットやT33ストラダーレからインスピレーションを得ているとして、ブランドの伝統や情熱を決して忘れることはないと述べている。
「もしビジネスが軌道に乗れば、(ステランティスの代表である)カルロス・タバレスといつか夢のクルマについて話すことになると思います。なぜなら、わたしがアルファ・ロメオのストーリーを語り継がなければならないからです。すぐにというわけではありませんが、いつかはデュエットを手にしたいと思っています」
「今のところ、わたしは価値創造、価格決定力、残存価値に重点を置いていますが、同時に、ワンオフや限定生産モデルの可能性にも取り組んでいます。アイディアがたくさんあるのです。アルファ・ロメオのミュージアムに来ていただければ、5分でわたし達が考えていることの可能性を理解していただけると思います」
「今のところ、具体的なことは申し上げられませんが、過去と情熱を忘れていないことはお伝えできます。わたしはビジネスに集中しており、特に大きな課題は電動化です。正しい優先順位をつけなければなりませんが、同時に、これらのプロジェクトも並行して進めています」
アルファ・ロメオは最近、初の電動モデルであるトナーレを発表したが、これは同社の戦略上極めて重要なコンパクトSUVだ。
アルファ・ロメオは、レーシングカーやスポーツカーの分野では豊かな歴史を持っているが、今世紀に入ってから発売された新型スポーツカーは「8C」と「4C」の2台だけで、どちらもそこそこの評判にとどまっている。2018年に8Cの電動モデルの発売が示唆され、大いに期待を集めたが、結局このプロジェクトは中止されている。