新型マツダCX-60 4本出しマフラーのプロトタイプ発見 最高出力300ps以上のPHEV
公開 : 2022.02.18 06:05 更新 : 2022.03.10 15:35
マツダ初のPHEVとして3月8日の発表を控えるCX-60ですが、公道でプロトタイプが発見されました。
発表を前に欧州の路上で発見
マツダ初のPHEVとして3月8日に発表予定の新型SUV「CX-60」だが、公道でテスト走行を行っているところを目撃された。このモデルは、2024年までに欧州で発売予定の新モデル2車種のうちの1つである。
目撃された車両はカモフラージュが施されているものの、フロントとリアのデザインがCX-50やCX-5と似ており、その関係性は明らかだ。しかし、ボンネットは著しく長く、リアの4本出しマフラーが目を引く。
CX-60に続いて、3列目シートの大型SUV「CX-80」と、小型ロータリーエンジンを発電機として使用するレンジエクステンダー仕様のEV「MX-30」が登場する予定である。
合計出力300ps以上のPHEVシステム
CX-60の詳細はまだ不明だが、発表によると2.5Lのガソリンエンジンと電気モーターを組み合わせ、合計出力300ps以上になるという。そのエンジンが、CX-5に搭載されているマツダ独自のスカイアクティブエンジンなのか、それともパートナー企業であるトヨタのものなのかは確認されていない。
後者のトヨタ製であるとすると、合計出力306psを発揮するRAV4 PHVのパワートレインがあり、マツダの300ps以上という主張と一致する。
マツダは、トヨタとのパートナーシップから生まれた最初の欧州市場向けモデルとして、トヨタ・ヤリスベースの新型マツダ2ハイブリッドを導入したばかりだ。既存のICE車のマツダ2と並行して販売される。
拡大するマツダのSUVラインナップ
マツダはCX-60について、「持続可能なモビリティに向けたマルチソリューション・アプローチと、適切なタイミングで適切なソリューションを提供するというマツダのコミットメントを示すもの」と述べている。
また、このパワートレインは、「スムーズで効率的、かつ力強い加速を実現し、幅広い走行シーンでドライバーに安心感とドライビングの楽しさを提供する」とのこと。
CX-60は現行CX-5の上位に位置づけられ、価格は3万5000ポンド(約550万円)前後になることが予想される。
マツダの欧州向けSUVは、今回の新モデル2車種の投入により、CX-30、MX-30、CX-5と合わせて5車種となる。また、米国およびカナダでは、CX-70およびCX-90(それぞれCX-60とCX-80がベースのワイドモデル)を、CX-50と並んで販売する予定だ。