モーガン 新型スーパー3発表 クラシカルな外観にモダンな直列3気筒エンジン搭載
公開 : 2022.02.24 20:45
フォード製ユニット搭載 最高出力120ps
縦置きの1.5L直3エンジンは、最高出力120ps/6500rpmと最大トルク15kg-m/4500rpmを発生する。パワーは5速トランスミッション(マツダ供給)を介して特殊なベベルボックスに送られ、歯付きベルトでリアホイールに駆動力を伝達する。サスペンションはリアがトレーリングアーム式、フロントはコイルスプリング式ウィッシュボーンを採用している。
モーガンはタイヤメーカーのエイボンと協力し、現代的なコンパウンドとクラシカルなトレッドパターンを持つ、細身ながらもグリップ力のある「スピードマスター」タイヤをスーパー3用に開発した。サイドウォールにはモーガンのロゴも刻まれる。
ウェルズ設計主任によると、スムーズで高回転の3気筒エンジンを備えたスーパー3の走りは、トルクフルで「ゴロゴロ」したVツインとはかなり異なっているという。新エンジンは高回転を得意とするため、パワーを引き出すにはある程度回転させることが必要になるが、635kgという車重のおかげで軽快な走りを見せるとのことだ。
エンジン音にも力が入っており、「クルマ好きのためのモーターサイクル」という3ホイーラーの本質的な機能を満たしている、とウェルズは言う。
現在注文を受け付けており、4月初旬から車両製作を開始し、8月には顧客への納車を開始する予定である。グレード分けはされないが、「アドベンチャー・ツーリング」、「コンテンポラリー」、「クラシック」の3つのテーマが設定されている。
ウェルズは、「モーガンのオーナーは個性的であることを誇りにしているので、我々から方向性を指示しようとは思いません。しかし、オプションのリストは基本的に『無限』にあるので、お客様のアイデアを形作る手助けをしたいのです」と語っている。