1960年代のF1でも有名なATSスポーツが、2台のスポーツカーを公開した。

1台は、完全なレース仕様で、価格は€48,885(680万円)、エンジンレスの場合は€33,000(460万円)だという。搭載されるエンジンは、スズキ・ハヤブサ用か、フォードの1.6ℓターボで、そのパワーはおよそ260psだという。

最高速度は250km/hを上回り、0-100km/h加速は僅かに2.5秒だという。ボディウエイトは僅かに470kg。6速のシーケンシャル・ギアボックスが組み合わせられる。

ボディはカーボンファイバー製で、レース・スペックのフューエル・タンク、キセノン・ヘッドランプ、データ・ロギング・キット、ハドルシフター、鍛造ホイール、大径のブレーキおよびパフォーマンス・ダンパーを持つ。

レジェッラと名づけられたロード・ゴーイング・モデルは、650kgのボディ・ウエイトで、212〜304psのGM製の1.6ℓターボを搭載する。価格は£45,000(774万円)から£60,000(1,030万円)という。

ATSは元フェラーリのメンバーが1963年に設立したファクトリーで、レースの表舞台から去ったあとは、ATS2500GTなどのスポーツカーを生産していた。

現在、ATSはディーラーを募集中だ。ちなみに、昨年11月にATSはデ・トマソの商標権を獲得している。