カローラ・シリーズ、2月の登録車販売で1位 マツダ・ロードスターは倍増

公開 : 2022.03.04 20:15  更新 : 2022.03.04 20:20

2月の新車販売ランキングを、車名別にチェック。登録車では、カローラ・シリーズが首位に。また、勢いを取り戻しつつあるマツダにも注目です。

2月の登録車 売れたモデルは?

執筆:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

2022年2月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。

結果としては、パーツの供給不足による生産ラインの一時稼働停止の影響が、順位を大きく左右する状況となった。

カローラ・シリーズの好調を支えるのはSUVモデル。写真はトヨタ・カローラ・クロスZハイブリッド。なお生産遅れにより、ハイブリッド車の工場出荷目処は、6か月以上と発表されている(3月4日時点)。
カローラ・シリーズの好調を支えるのはSUVモデル。写真はトヨタカローラ・クロスZハイブリッド。なお生産遅れにより、ハイブリッド車の工場出荷目処は、6か月以上と発表されている(3月4日時点)。

2月の登録車のランキングは、大きく変動する。

首位に立ったのはトヨタ・カローラで、前年同月比44.1%増(1万2636台)を成し遂げて3か月ぶりのトップにつく。

続く第2位には、定番ハイトワゴンのトヨタ・ルーミーが同6.1%減ながら1万1229台を記録し、1ランクアップで位置。

そして、2か月連続でトップに君臨していたトヨタ・ヤリスは、生産ラインの一時稼働停止で受注残が解消し切れず、同49.3%減(1万417台)に落ち込んで第3位に陥落した。

また、第4位には同25.3%増(9903台)を記録したトヨタ・ライズが、第5位には同35.1%増(9788台)を達成した日産ノートが、第6位には同23.0%増(7289台)を成し遂げたホンダフリードが、それぞれ1つずつ順位をアップ。

前月4位のトヨタ・アクアは、同67.4%増(6317台)を記録したものの、やはり生産ラインの一時稼働停止が影響して、第7位に順位を下げた。

マツダ 改良・拡充で伸びる

トップ10以降では、マツダの健闘ぶりが光った。

昨年12月に一部改良モデルを発売したマツダCX-5は同38.9%増(3596台)を達成して第12位に。

ロードスターは、1月にも前年同月比214.9%となる1122台を登録し、好調が続く。写真はロードスター・ネイビートップ(マシングレープレミアムメタリック)だ。
ロードスターは、1月にも前年同月比214.9%となる1122台を登録し、好調が続く。写真はロードスター・ネイビートップ(マシングレープレミアムメタリック)だ。

昨年6月に一部改良を図ったマツダ2は、同14.4%増(3062台)を販売して第16位に、本年1月に車種ラインナップの拡充を図ったマツダCX-8は同12.8%増(2889台)を記録して第18位に入る。

そして本年1月に一部改良を図ったマツダ・ロードスターは第37位にランクイン。前年同月比で98.2%増(1120台)を成し遂げた。

また、昨年4月に全面改良を図ったホンダ・ヴェゼルは同49.0%増(3826台)を達成して第11位に。

昨年12月に新型のPHEVモデルを発売した三菱アウトランダーは同733.3%増の1350台を成し遂げて第35位に、昨年10月に全面改良したスバルレガシィ・アウトバックは同693.5%増(1103台)を記録して第38位に、昨年10月に新型に移行したGR86は959台を販売して第42位に入った。

2022年2月 乗用車ブランド通称名別順位 トップ10

1位 トヨタ・カローラ:1万2636台
2位 トヨタ・ルーミー:1万1229台
3位 トヨタ・ヤリス:1万417台
4位 トヨタ・ライズ:9903台
5位 日産ノート:9788台
6位 ホンダ・フリード:7289台
7位 トヨタ・アクア:6317台
8位 日産セレナ:5981台
9位 ホンダ・フィット:5359台
10位 トヨタ・アルファード:4553台

軽自動車についても見ていこう。

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