JLR、スペシャル・オペレーション・ディビジョンを設立
公開 : 2014.06.13 22:40 更新 : 2017.06.01 02:12
ジャガー・ランドローバーは、スペシャル・デザイン・モデル、ハイ・パフォーマン・スペック・モデル、完全オーダーメイド・モデルの作製およびヘリテッジを担当するスペシャル・オペレーション・ディビジョンを立ちあげた。
このディビジョンのさしあたっての任務は、昨年グッドウッドでデビューしたF-タイプ・プロジェクト7に基づくモデルの製作と、最近発表されたE-タイプ・ライトウエイトの作製である。
ゲイドンの近くにあるウエスト・ミッドランズに設立されたスペシャル・オペレーション・ディビジョンは、先にも述べた4つの重要な任務を持つ。
中でも、最も重要なものは、ハイ・パフォーマンスと豪華さを持つハイスペック・モデルの製作となる。これはボディ・カラーのみのおーだーではなく、仕様やアクセサリーなども含まれる。
JLRスペシャル・オペレーション・ディビジョンのジョン・エドワーズは、「われわれは9ヶ月間、このプロジェクトに取り組んできた。非常に目の超えたユーザーにわれわれのブランドの魅力を伝えるパーソナライズなプログラムだ。」
このスペシャル・ディビジョンのために、ジャガー・ランドローバーは150人のスタッフを新たにテクニカル・センターに雇用した。また、このディビジョンは、F1の施設や、完全にオートメーション化したペイント・ファクトリーも使用可能だという。
デザイナーとエンジニアのチームは、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジニアリングを中心に編成され、その中心はポール・ニューサムが務める。ニューサムは、ウイリアムズとジャガーが共同で創りだしたジャガーC-X75コンセプトのプロジェクト・チーフを務めた人物である。
一方、ヘリテージのワークショップは、コベントリーのブラウンズ・レーンに設置される。ここは、6台の新しいF-タイプを制作する場所でもある。
ジャガー・ランドローバーの最高責任者、ラルフ・スペッツは、「ジャガー・ランドローバー・スペシャル・オペレーションは、われわれの顧客中心のビジネスへ継続的に参加することの強い表明だ。また、ブランドに対する評価を上げることにも繋がる。」と述べている。
なお、この新しいビジネスにかかわる人数は合計で700人にのぼるという。