熱視線マツダCX-60 もし購入、どんな日本車と比べればいい? レクサスNX/ハリアーも視野に
公開 : 2022.03.10 17:05
エンジン数値 競合よりもパワフル
今回発表された欧州仕様のマツダCX-60では、2.5Lの直4ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせた、マツダ初のプラグインハイブリッドシステム「eスカイアクティブ PHEV」を搭載する。
システム最高出力は327hp(約332ps)を発生し、組み合わされるトランスミッションは8速AT。駆動方式はFRベースの4WDのようだ。
ちなみに、日本仕様には2.5Lの直4ガソリン「スカイアクティブG」、3.3Lの直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッド「スカイアクティブD」なども予定されている。
仕向け地によるが3Lの直6ガソリン+マイルドハイブリッドの「スカイアクティブX」なども予定されているようだ。
CX-5やCX-8では、人気の高い2.2Lの直4ディーゼルターボが最高出力200ps/最大トルク45.9kg-m。
ハリアー・ハイブリッドは、2.5Lの直4ガソリンエンジン+2モーターで、システム最高出力が222ps。
レクサスNXのプラグインハイブリッド、NX 450h+は2.5Lの直4ガソリンエンジン+2モーターでシステム最高出力が309ps。
アウトランダーPHEVは、2.4Lの直4ガソリンエンジン+2モーターでエンジン最高出力は133ps、モーター最高出力は116ps+136ps(システム最高出力は不明)
CX-60の車両重量は2000kg弱のようだが(グレードにより異なる)、単純にライバルとの比較はできないものの、この数値だけ見ても、CX-60のパワフルさがうかがい知れる。
装備、不明点多くもアドバンテージか
欧州仕様のCX-60は、インテリアも公開されている。
それを基に、日本仕様を推測してみよう。
水平基調のインパネデザインは、CX-5やCX-8のそれをより洗練させて、クオリティを高めたものに見える。
メーターは全面モニターのデジタルディスプレイで、センターダッシュ上にはCX-5のものよりサイズアップした12.3インチのインフォテインメントシステム用ディスプレイが備わる。
グレードによるが、本革シート(ヒーター内蔵)やステアリングヒーター、マツダコネクト、パノラマサンルーフなど、快適装備はマツダSUVの新たなトップモデルにふさわしい充実ぶりと言えるだろう。
安全装備に関しても、先進の安全運転支援システム「i-クティブセンス」に加えて、ドライバーの体調急変や居眠りを察知するとアラームで警告し、それでも反応しないとクルマを停止させる「コ・パイロット」も採用されるだろう。
安全/快適装備は、いまやライバルたちもかなりの充実度を示している。
だが、新たに登場してくるCX-60のことだから、ライバルたちよりアドバンテージは大きくなるかもしれない。
マツダでは3月11日に山口県の防府第2工場でCX-60の生産を開始する予定だ。そして、日本仕様に関しては4月上旬に公開予定だ。
なお、日本や欧州向けにはCX-60をベースに3列シートとした「CX-80」を、北米向けには少し小さい「CX-50」と、CX-60のワイドボディ「CX-70」、そしてCX-80のワイドボディ「CX-90」の投入が計画されている。
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