リフトアップで車中泊 ボンゴバンのキャピングカー、40mm車高アップがたまらない
公開 : 2022.03.11 05:45
キャンピングカーの世界でも、カスタムルックのモデルが増え始めました。マツダ・ボンゴバンの車高をアップした1台をご紹介します。
マツダ・ボンゴバン オフロード・ルックに
スタイリッシュかつシンプルな車中泊モデルとして知られる「アンナ・モデルE」は、埼玉県に本店があるAtoZがリリースしているバンコンだ。
5名乗車OKなアンナ(ANNA)シリーズはミニバンのように使える点が魅力。
なかでもマツダ・ボンゴバンがベースの「アンナ・モデルE」は、狭い道でも安心して運転できるコンパクトなボディながら、就寝定員2名を実現している。
トピックは、マルチアクションで、さまざまなモードにセットできるオリジナルシート「A-SMART」を搭載している点。
5名がゆっくり寛げるリビングモード、3人掛けのドライブモード、大人2名が就寝可能なフラットモードという3形態が基本となる。
2m超えのベッド長 荷物はマット下へ
写真の状態から、背もたれを倒せばフラットモードに。
その場合のベッドサイズは、長さ2150×幅1200mm。車体後部ではそれが1360mm幅に広がる。
また車体側面には、ベッド展開時などに便利に使えるスリムなシェルフも装備した。さらに、マットベースの下も収納スペースとして活用できるから、荷物が多くなりがちな長旅も安心だ。
ポータブル・リチウムイオン・バッテリーや18L冷蔵庫は、オプションとなっている。
そして取材車両は、ドレスアップオプションを装着した「アンナ・モデルEリフトアップカスタム」。
“遊びも旅行も日常も、いつでも僕らはちょいアゲ気分”というコンセプトで仕上げられた同車のスペックを列記すると、こういうことになる。
車高だけじゃない、スタイリングの作り込み
まず、足まわりから。アルミホイールがMLJのエクストリームJ 14インチ、タイヤがTOYO TIRESのオープンカントリー(165/80R14)。
さらに、OVER TECHの40mmリフトアップキットをインストールし、オフロード・テイストのスタイリングを強調した。
車体は、ボディ&エンブレム塗装、テールライトスモーク、グリルガード、バーライト、ルーフキャリア(YAKIMA)、15mmオーバーフェンダーによって、アウトドアが似合う姿に仕立てている。
1月の東京オートサロン2022ではアンナ・モデルEの別バージョン「ローダウンカスタム」も披露されている。こちらは“遊びも旅行も日常も、スタイリッシュに乗りこなす”というコンセプトでセットアップされていた。
AtoZのスタッフによると、スタイリッシュなアンナ・モデルEリフトアップカスタムおよび、ローダウンカスタムは、標準のアンナ・モデルE(283万8000円~)以上に車中泊モデルとしての個性を楽しんでほしいのでラインナップしたそうだ。
好みや使い方に応じて、ベストの1台をチョイスするといいだろう。