北米アキュラ 新型インテグラ予約開始 価格は3万ドル(351万円)〜 今春から納車開始
公開 : 2022.03.16 11:15
多数の先進装備
セグメントをリードする先進技術として、10.2インチのアキュラ・プレシジョン・コクピットと呼ばれるデジタル式メータークラスターが与えられる。ディスプレイのモードは複数用意され、7インチのタッチスクリーンによりアップル・カープレイやアンドロイド・オートにも対応する。
テクノロジー・パッケージを選択することにより先述のディスプレイが9インチになり、アマゾン・アレクサやQi規格によるスマートフォンのワイヤレス充電にも対応、さらに5.3インチのヘッドアップ・ディスプレイ(HUD)が装着される。そのほかにもUSB-Cポートが前に1つ、後ろに2つ追加されるとのことだ。
安全装備も充実化
アキュラの他のモデルと同様、インテグラにもアドバンスド・コンパティビリティ・エンジニアリング(ACE)と呼ばれるボディ構造が用いられている。SUVから小型車まであらゆるクルマのとの衝突時の被害軽減のほか、乗員保護性能も向上したという。Aピラー上部やサイドフレーム、そしてファイアウォール下部は再設計され、衝突時のエネルギーを分散させるとのことだ。
そしてこのセグメントとしては初めて次世代型エアバッグがフロントに装備され、頭部への衝撃を緩和することでオフセット衝突時にも脳の損傷を抑制することができるという。またアルミ製フードは内部構造の変更により、歩行者保護性能も向上したとのことだ。
アキュラ・ウォッチと呼ばれるドライバー支援機能が標準装備され、シングルカメラによりワイドかつ遠距離の監視が可能になっている。このシステムは車両、歩行者、自転車などを識別するとともに、道路標識なども認識することができる。アダプティブ・クルーズコントロールやレーン・キーピング・アシストはさらに自然に動作し、渋滞などにおいてもより自然な動作をするという。
ブラインド・スポットに対する注意喚起をする機能が備わるほか、Aスペックにテクノロジー・パッケージを追加すれば前後のパーキングセンサーが追加され低速でのブレーキ支援も行われる。
このインテグラは米国オハイオ州のメアリーズビルでTLXと同じラインを用いて生産されるという。また搭載されるエンジンはオハイオのアナ・エンジン工場においてNSXタイプSなどに搭載されるV6ターボとともに生産される予定だ。