賛否両論 新型マツダCX-60 価格やデザイン 600万円級マツダに対する期待値は?
公開 : 2022.03.13 10:25 更新 : 2022.03.13 10:25
マツダの新型SUV「CX-60」が欧州で発表。価格やデザインなど、評価がハッキリわかれた印象といえます。
マツダ初のPHEV どう評価?
先日、欧州モデルが発表となったマツダの新型クロスオーバーSUVのCX-60。
このモデルはマツダとしては初のPHEVモデルとなっており、2.5Lの4気筒ガソリンエンジンにモーターを搭載し、8速の多段トランスミッションを組み合わせたもの。
そのシステム最高出力は327ps、最大トルクは50.9kg-mとマツダ車の中でもトップクラスの出力と、17.8kWhの駆動用バッテリーによっておよそ63kmのEV走行を可能としている。
そして最大のトピックが新世代の後輪駆動プラットフォームを採用しているということ。
理想的な前後重量配分と、前ダブルウィッシュボーン式、後マルチリンク式のサスペンションを採用することで、マツダが標榜する人馬一体の走りも楽しむことができるハズだ。
そんなCX-60、日本のユーザーの目にはどう映ったのか、まずは好意的な意見をピックアップしてみた。
人馬一体の走りに期待の声
「ショートオーバーハングにロングノーズというプロポーションを実現できるFRベースはやはりいい」
「欧州の価格を見る限り、上質なFRプラットフォームであることを考えると、アウトランダーやRAV4といった他社PHEVよりも割安に感じる」
「マツダらしい質感の高さに未来感が思わせるデザインが融合し、内外装ともに非常に美しい」
「システム最高出力が300ps超なのには驚いた。日本では持て余すかもしれないが、乗ってみたい」
好意的な意見の多くは、パワートレインや新開発のFRプラットフォームについてのものが多かった。
とくにシステム最高出力の327psという数値は、新型アウトランダーPHEVの252psやRAV4 PHVの306psを上回る数値となっており、ライバルを上回る力強い走りを期待する声が多かった。
なお、一部で戦略的パートナーであるトヨタのシステムを使っているという声があったが、RAV4 PHVに搭載されているものとはまったく別物のパワートレインとなっているのであしからず。
また、新たに開発されたFRプラットフォームに期待する声も多く、FRベースらしい質感の高い走りを期待する声はもちろんのこと、マツダらしい走りの良さを期待する声も少なくなかった。
先日改良がなされたロードスターにも採用されたことで話題となった「キネマティック・ポスチャー・コントロール」も標準装備することがアナウンスされているため、SUVでありながら人馬一体の走りを期待するユーザーも多いようだった。