賛否両論 新型マツダCX-60 価格やデザイン 600万円級マツダに対する期待値は?

公開 : 2022.03.13 10:25  更新 : 2022.03.13 10:25

価格やデザインに対しては……

「デザインが今までのマツダのものとは違う印象で、どことなく歯切れが悪い。海外メーカーのSUVを意識したデザインとなっているように思える」

「内装のデザインはそこまで悪くないが、横長のナビ画面は疑問。大画面にしたいなら天地も大きくすべき」

マツダCX-60
マツダCX-60    マツダ

「1890mmという全幅は日本では大きすぎる」

「エントリーグレードで665万円は高すぎる。マツダに高級車は不要なのでは?」

否定的な意見の多くはエクステリアデザインに集中しており、魂動デザインでありながら、旧世代のモデルに近いデザインに退化したという意見や、海外ブランドの高級クロスオーバーSUVに似たシルエットであることを指摘する声が多く挙がっていた。

一方で、「発表されたホワイトのボディカラーの写真はダサく見えたけど、ソウルレッドの写真は意外とよかった」という意見もあり、実車を見るまで結論は先送りになりそうだ。

ほかには以前から指摘のあったナビゲーションシステムについても否定的な意見があり、横長のモニターは見づらいだけではなく、視点移動が大きいため安全性にも疑問という声も。社外品に交換することが難しい部分なだけに、気になる人も少なくないようである。

その他の意見としては、ボディサイズや価格についてのものが多かった。たしかに1890mmという全幅は大きさを感じるが、ライバルと目されるアウトランダーPHEVも1860mmと近い数字となっているため、やむを得ないところかもしれない。

日本仕様を見るまでは

このように、好意的な意見はパワートレインやプラットフォームについて、否定的な意見はデザインや価格についてと、比較的ハッキリ分かれていたことが印象的なCX-60のファーストインプレッションだった。

ただ、これはあくまで写真とスペックのみを見た段階での意見であり、今後は3.3Lのディーゼルエンジンや3Lのガソリンエンジンが追加されることや、4月上旬に日本仕様が公開される予定となっているため、これだけで判断するのは時期尚早といえるだろう。

マツダCX-60
マツダCX-60    マツダ

とくにデザインについては「写真でイマイチだったが、実車を見たら意外とよかった」というケースも少なくないため、最終的な判断をするのは、正式にリリースされた後でも遅くはないハズだ。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小鮒康一

    Koichi Kobuna

    1979年生まれ。幼少のころに再放送されていた「西部警察」によってクルマに目覚めるも、学生時代はクルマと無縁の生活を送る。免許取得後にその想いが再燃し、気づけば旧車からEV、軽自動車まで幅広い車種を所有することに。どちらかというとヘンテコなクルマを愛し、最近では格安車を拾ってきてはそれなりに仕上げることに歓びを見出した、尿酸値高い系男子。

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