メルセデス・ベンツ 欧州市場でEQE発売 AMG版も

公開 : 2022.03.17 02:18

メルセデス・ベンツはミドル級EVサルーンのEQEを欧州で発売しました。AMG版のEQE 43も同時に設定されます。

350とAMG 43の2グレード構成

スポーティなビジネスサルーンであるEQEは、EQSと概ね同じ性能をややコンパクトなボディに詰め込んだモデルだ。

今回の発売に伴い、メルセデスは292psのEQE 350+に加えてメルセデスAMG初のEVである476psのEQE 43 4マティックを設定した。

メルセデスAMG EQE43 4マティック
メルセデスAMG EQE43 4マティック

EQE 350+にはエレクトリック・アートのインテリアが採用され、レザーやナッパレザーなどの高級素材がシート表皮としてオプション設定されている。

アンビエントライトやバックライトのトリムもメルセデス・ベンツらしい未来的なラウンジ風の雰囲気を醸し出すという。

スポーティにもエレガントにも

さらにこのEQE 350+のスポーティさを際立たせるAMGラインも用意されている。その一方でエレクトリック・アートのエクステリアはエレガントで表現豊かなハイライトをもたらすとのことだ。

EQEはEQSのパワフルで効率的な遺伝子を引き継ぐだけではなく、快適性や先進技術の使用にも力を注いでいる。

メルセデス・ベンツEQE350
メルセデス・ベンツEQE350

例えばオプションで設定されているリアアクスル・ステアリングは4.5°から10°までの範囲で後輪を操舵するほか、デジタル・ライトとよばれるヘッドライトがその目玉だ。

アドバンスド、アドバンスド・プラス、プレミアム、プレミアム・プラスの4つのパッケージが用意され、自分好みのドリームカーを作ることができるとメルセデスは説明する。

AMGらしいドライビング・エクスペリエンス

EQE 43 4マティックには専用の内外装が与えられているほか、ドライブシステム、シャシー、ブレーキ、サウンド、などがAMGらしいドライビング・エクスペリエンスをもたらすという。

このモデルにはリアアクスル・ステアリングが標準装備されており、最大3.6°までの操舵により俊敏性を高めている。先述のデジタル・ライトも標準装備され、AMG専用の始動時および停止時にはAMG専用のプロジェクションが行われる。

メルセデスAMG EQE43 4マティック
メルセデスAMG EQE43 4マティック

ドライビング特性はAMGダイナミック・セレクトによりそれぞれの状況や好みに合わせてコンフォートからスポーツまで変更できる。

この中にはサスペンションやステアリング特性のほかにAMGサウンド・エクスペリエンスと呼ばれる項目もそれぞれ変更される。最高出力はスポーツ・プラスモードまたはキックダウン時に発揮されるという。

AMG専用オプションも多数設定

より高度な官能を求める向きには、AMG専用オプションも多数用意されている。

ブラックのクロームパーツを多数使用するAMGナイトパッケージ、レッド・ブレーキキャリパー、それにAMGカーボンファイバー・トリムなどがこれに該当する。

メルセデスAMG EQE43 4マティック
メルセデスAMG EQE43 4マティック

またハイパフォーマンスなセラミック・コンポジット・ブレーキシステムや空力特性に優れる20インチまたは21インチの軽量ホイールもオプションとなる。

それに加え、MBUXハイパースクリーンと呼ばれるキャビンの横幅いっぱいの大型曲面スクリーンも用意されるとのことだ。

欧州ではすでに受注が始まっており、4月末ごろから納車が開始される。

記事に関わった人々

  • 執筆 / 翻訳

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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