新型アストン マーティンV12ヴァンテージ ついに発表 最高出力700ps、限定333台はもう完売

公開 : 2022.03.17 18:45

ダウンフォースは最大204kg増

大きく変貌を遂げたことは、その外観からも一目瞭然だ。フロントエンドには専用の(25%大きい)グリルとフルワイドスプリッター、ボンネットには馬蹄形の冷却用インテーク、リアエンドにはセンターエグゾースト、レーススタイルのディフューザー、大型リアウィングが設置されている。最高速度では204kgのダウンフォースが付加されているとのことだ。

インテリアでは、カーボンファイバー製シートが採用され、7.3kgの軽量化が図られている。

アストン マーティンV12ヴァンテージ
アストン マーティンV12ヴァンテージ    アストン マーティン

また、アストン マーティンは、オーダーメイドプログラム「Q」のパーソナライズにより、「同じクルマは2台とない」と強調している。

ムアーズCEOは以前、AUTOCARに対して、同社のV12エンジンがさらなる新型車に展開される可能性をほのめかしている。

「V12にはまだ可能性が残っていますし、V12ヴァンテージの存在からも、我々のスポーツカーにV12を乗せる余地があることはわかるでしょう」

アストン マーティンは、V12エンジン搭載車を製造している数少ないメーカーの1つである。

フェラーリは当面、12気筒エンジンをラインナップに残すことを約束しており、ランボルギーニは来年、アヴェンタドールの後継モデルにV12ハイブリッドを搭載する予定だ。ロールス・ロイスは2030年に完全電動化されるまでBMW由来のV12の販売を続け、メルセデス・マイバッハSクラスには引き続き6.5L V12が採用されている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    フェリックス・ペイジ

    Felix Page

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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