ヴォグゾールの新しい4シーター・コンバーチブル・モデル
公開 : 2012.06.15 10:54 更新 : 2017.06.01 00:55
ヴォクゾールは9月のパリ・モーターショーで新しい豪華なコンバーチブル・モデルを発表する予定だ。そのモデルには、アストラやカリブラの名前は使われないことをAUTOCARは掴んでいる。丁度、ヴォクゾールが新しいシティカーにアダムという名前を選んだように、この新しい4シーター・コンバーチブルには新しい名前が選ばれるようだ。
この新しいコンバーチブルは、アストラのバッジはつかないものの、そのベースとなるプラットフォームはアストラやインシグニアと同じものとなりそうだ。しかし、そのボディはアストラより長く、2011年の前半に生産が開始させたアストラ・ツイントップよりも広い後部座席を持つ。
旧いアストラ・ツイントップが折りたたみ式の金属ルーフを持っていたのに対し、新しいコンバーチブルはソフトトップを持つ。それは、より軽く、金属ルーフよりもスペース効率に優れ、実質的な荷室スペースが大きく取れるからという理由からだ。
新しいコンバーチブルは、高級志向なキャビンと、ハイクオリティな計器を持つと言われている。そのうち一部は、フェイスリフトされたインシグニアにも用いられている。
新しいコンバーチブルに搭載されるエンジンは、今年後半から生産が開始される予定の”ファミリー3″と呼ばれるダウンサイジングされた1.6リッター・ターボのガソリン・エンジンだ。最もパワフルな1.6のGDiは197bhp、通常バージョンは150bhpのパワーを持つ。
新しいファミリー3エンジンは、ダイレクト・インジェクションとアイドリング・ストップ機能を備え、197bhpバージョンは1700rpmで30.6kg-mのピーク・トルクを発生する。
ベストセラーとなりそうなディーゼル・エンジンのラインナップは、128bhpの1.7CTDiユニットと、165bhpの2.0リッターCDTiが用意される。
ヴォクゾールは新しいデュアル・クラッチを開発していることは知られているが、それは当初はこのコンバーチブル・モデルには搭載されることはない。発表の18ヶ月遅れで追加装備される予定だ。最初は標準的な6速オートマティックと6速マニュアルが装着されることとなる。
新しいコンバーチブルは、アストラ・ツイントップよりも大きく豪華な内装を持つために、英国で2013年春に発売される時点では、ツイントップよりも高い価格が付けられることになる。そして、ヴォグゾールは、その販売数において、ツイントップの平均年間販売数3,800台を超えることを望んでいる。