排気量や馬力は関係ない! 遅くても運転が楽しいクルマ 20選 生粋のドライバーズカーたち

公開 : 2022.03.20 06:05

ミニ・ハードトップ(2013年)

BMWがデザインしたミニは、偉大な先代とは大きく異なるクルマかもしれない。確かに大型化し、重く、高級志向で、高価になった。しかし、136psのターボチャージャー付き3気筒エンジンを搭載したエントリーモデルでさえ、A地点からB地点への移動手段として最も楽しいクルマの1つとして、堂々と存在感を示しているのだ。

これこそが先代のミニと共通する最も重要な特徴であり、楽しめるものでなければミニのバッジに値しないのである。

ミニ・ハードトップ(2013年)
ミニ・ハードトップ(2013年)

日産リーフ(2017年)

日産リーフのDNAを顕微鏡で覗いてみても、スポーティさは一筋も見当たらない。リーフに与えられた使命は、効率性である。しかし、電動パワートレインが発進直後から瞬時にトルクを発揮し、かさばるバッテリーパックはキャビン下に搭載されて重心を低くしているため、走れば楽しいクルマである。

もし筆者がイタリアのステルヴィオ峠を登るなら、間違いなくリーフより370Zを選ぶだろう。しかし、日産の風変わりなEVでどう楽しめるかも知っている。2010年に初代モデルが発売されて以来、少なからぬリーフオーナーがオートクロスイベントに参戦しているのは、そのためだ。

日産リーフ(2017年)
日産リーフ(2017年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    ロナン・グロン

    Ronan Glon

  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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