マセラティ、新型EV3台を来年発売 グラントゥーリズモ電動化 ギブリは廃止?
公開 : 2022.03.18 18:05
マセラティが電動化戦略を発表。2025年までに6台のEVを投入し、そのうち3台は来年発売する予定です。
グラントゥーリズモEV 来年発売
マセラティは来年、3台の新型EVを発売すると発表した。
このEVシリーズは「フォルゴーレ(電光、稲妻の意)」と名付けられており、最高出力1200ps以上の新型グラントゥーリズモを筆頭に今年後半から公開され、2023年に発売予定だ。
マセラティは、「フォーミュラEに由来する最先端の技術、優れたパフォーマンス、快適性、エレガンスなど、トライデントを代表するすべての要素を提供します」と述べている。さらに、0-100km/h加速は3秒以下、最高速度は300km/h以上を達成するとのこと。
また、ソフトトップのグランカブリオも来年登場する予定だ。
間もなく公開される新型SUVのグレカーレは、まず内燃エンジンやハイブリッドを採用するが、来年にはEVバージョンも登場する予定である。
売れ筋はやはりSUV ギブリは廃止?
さらに来年以降、2025年までにはMC20、クアトロポルテおよびレヴァンテの電動モデルが登場するという。
昨年、マセラティは世界で2万4269台を販売し、前年比41%増を記録した。販売台数の59%をレヴァンテ、33%をギブリが占めている。スポーツカーのMC20は1%。世界市場シェアは2.4%、純売上高は20億2000万ユーロ(約2660億円)だった。
昨年は販売の3分の1を占めたギブリだが、将来のラインナップ計画には織り込まれていない。とはいえ、いまのところギブリの生産終了時期は未確定だ。