アストン、2017年からモデル・ラインナップを一新
公開 : 2014.06.17 22:20 更新 : 2017.06.01 02:12
アストン・マーティンは、次のDB9から新しいデザイン言語を使用する。次の長期的なアストン・マーティンは、デザイン・ボスのマレック・ライヒマンの手によるものとなる。
情報筋によれば、この新しいシリーズとなるアストン・マーティンは、今日のラインナップと異なり、各モデルごとに個性のあるものとなりそうだ。
先ず最初は新しいDB9で、それはかなり開発が進行中だという。エンジンはメルセデスAMG製が搭載される予定で、デビューは2016年後半を予定している(ひょっとすると2017年にまでずれ込むかもしれない)。
この新しいDB9は、新生アストン・マーティンの最初のモデルになる予定で、次にV8、V12ヴァンテージ、そしてヴァンキッシュと続く予定だ。4ドアのラピッドについてはまだ不確定要素だ。
しかし、このモデル・ラインナップの一新は、アストン・マーティンにとっても冒険である。これらの新モデルの開発のために、アストン・マーティンは莫大な資金を借り入れているからだ。実際、スダンダード・アンド・プアーズは、5月の初めにアストン・マーティンの信用格付けを5つほど落としている。
しばしば議題に上るSUVmドエルは、現時点でも検討課題には残されている。しかし、投資の多くはスポーツカー・ファミリーに使用されると思われる。
次世代のVHアーキテクチャーは、アストンがフォードの参加にあったころ、ロータス・エンジニアリングによって開発されたものがベースだ。しかし、今回、メルセデスAMGのエンジンを搭載するために大幅に手を入れられた模様。
アストンのV8およびV12エンジンは、現在のフォードのケルン工場で生産されている。AMGエンジンになる2016年には、この契約も終了する予定だ。
将来的なアストン・マーティンのエンジンは、4.0ℓのV8ターボとなる予定で、6.0ℓV12もラインナップされる予定だ。また、ハイブリッド・ユニットも計画に組み込まれている。
アストン・マーティンのモデル計画
2017 DB9
新生アストンのキック・オフとなるモデル。新しいデザイン、プラットフォーム、そしてエンジンが採用される。
2018 ヴァンテージ
VHアーキテクチャーのショート版を使うモデル。エンジンはV8およびV12がラインナップされる。
2019 ヴァンキッシュ
アストン・マーティンのフラッグシップ・モデルは2010年代の最後に登場。エンジンはメルセデスAMG製のV12だ。
2020 ラピード
4ドアのラピードについては現時点では未定。しかし、復活する可能性もないわけではない。
2021 ラゴンダSVU
アストン・マーティンのモデル計画にはラゴンダSUVは含まれていない。その開発に資金が潤沢にまわせるようであれば、再起動するかもしれない程度。