北米トヨタ 2023年型セコイア発表 HV化で437ps
公開 : 2022.03.22 14:39
北米トヨタはフルサイズSUVの新型セコイアを発表しました。V6ツインターボをHV化し、走りと環境性能を両立します。
ハイブリッド化でパワーと効率を両立
北米トヨタは2023年にフルサイズSUVの新型セコイアを発売する。従来型の良さはそのままに、性能、快適性、安全性を高めているとのことだ。テキサスで製造されるこの新型SUVの5つの特徴をご紹介しよう。
まずこのセコイアはハイブリッド専用モデルになる。V6ツインターボに電動モーターを組み合わせ、最高出力437ps、最大トルク80.6kg-mを発生。搭載されるトラスミッションは10速ATだ。
電動モーターの活用により、燃費の向上だけでなく加速性能と瞬時の応答性を兼ね備えているとトヨタは説明する。
このセコイアにはSR5、リミテッド、プラチナム、キャップストーンなどのグレードが用意され、2WDまたはパートタイム4WDシステムが搭載される。TRDプロは4WDのみの設定だ。
牽引能力も大幅に向上
牽引能力も大きく向上している。現行モデルに比べて牽引力が22%向上して最大4トンになったほか、電気モーターとエンジンを理想的に組み合わせて加速とトルクを最大化するTOW/HAULモードが搭載される。
また視認性についても、パノラミックビューモニターが標準装備され、車両とその周辺のトップダウンビューを表示する。
これによってドライバーが自信を持って操作できるようになったという。ヒッチビューの機能により、トレーラーの接続作業も容易になった。
そしてプラチナム、TRDプロ、キャップストーンにはトウテック・パッケージと呼ばれる機能が付き、ドライバーが希望の進路を設定することで車両が操作をアシストしてくれるとのことだ。
オプションで電動のリトラクタブル・トウ・ミラーを追加することで、さらにトレーラーの動きがよくわかるだろう。
家族全員が楽しめる車内に
ファミリーカーとしての使い勝手を高めるべく、全グレードに3列シートが標準装備された。この3列目はおよそ15cmの可動域が確保され、最大8人の乗車が可能になっている。
このセグメントとしては初めて可変カーゴシェルフが採用され、ニーズに応じて後部の荷室や収納スペースを調整することができる。
そしてSR5プレミアムパッケージ以上のグレードでは、ハンズフリーゲートやキャビン内の120V電源、電動サードシートを装備している。
エンターテインメントも充実した。アップル・カープレイまたはアンドロイド・オートでスマートフォンから音楽を流すことができる。新しいマルチメディアシステムも搭載され、サブスクリプションによりリアルタイムでさまざまな情報を入手することができる。
また同乗者が自分のデバイスを使用したい場合、Wi-Fiコネクトに加入することで車両をAT&Tのホットスポット化することが可能だ。