制約なしで開発された怪物 アストン マーティン・ヴァルキリーAMRプロ、サーキットデビュー
公開 : 2022.03.23 06:25
アストン マーティンが誇るハイパーカー、ヴァルキリーAMRプロがF1バーレーンGPで走りを披露しました。
サーキット限定のV12ハイパーカー
先週末のバーレーンGPで、アストン マーティン・ヴァルキリーAMRプロがバーレーン・インターナショナル・サーキットを2回走行し、ダイナミックなデビューを飾った。
サーキット限定ハイパーカーであるヴァルキリーAMRプロは、土曜日の予選に先立って1回目の走行を終え、日曜日の決勝レース前に再びサーキットを周回した。
コスワース開発の6.5L V12エンジンを搭載し、最高出力1014ps、最高回転数は1万1000rpmを誇る。最高速度は約360km/hに達するという。
サーキット走行のため、レースに適した専用のミシュランタイヤ、カーボンブレーキ、パースペックスウィンドウ、軽量化されたカーボンファイバー製サスペンションを装着している。
バーレーンでは、アストン マーティンの開発ドライバーであるダーク・ミュラーがハンドルを握った。彼は、F1マシンに近いパフォーマンスを発揮すると語っている。
「信じられない。みんながそう言うけど、確かにこのクルマは別格だよ。今まで乗ったどのクルマよりも、性能的にはF1マシンに近い。パワー、ハンドリング、グリップ、すべてが完璧だ」
レーシングドライバーも驚く性能
ヴァルキリーAMRプロは、わずか40台が生産され、すべて左ハンドルとなる予定だ。現在、すでに納車が始まっている。
アストン マーティンのトビアス・ムアーズCEOは、このクルマが最高のパフォーマンス・エンジニアリングを象徴していると語る。
「当社のテストドライバーは皆、非常に成功しているレーシングドライバーですが、このクルマには畏敬の念を抱いています。その理由は簡単に理解できます」
「ヴァルキリーAMRプロはF1の性能レベルに近づいており、我々はこれまでで最も過激なアストン マーティンを非常に誇りに思っています」