実際はどれだけ走れる? EV航続距離トップ10 日常的な走行で最長400km強
公開 : 2022.03.26 18:05
8. アウディeトロン – 315km
アウディはこれまでにも既存モデルのEVバージョンを実験的に開発してきたが、eトロンは新世代EVの第一弾であり、同ブランドにとって近年最も重要なモデルの1つになる可能性を秘めている。
第一に高級SUV、第二にEVでありながら、内燃エンジンを搭載した同クラスのモデルに近いスタイリングを持つ。しかし、重量は重く、95kWhの大容量バッテリーを搭載しているとはいえ、実走行距離は315km程度と見込まれる。プラス面としては、150kWの充電に対応しているため、走行再開までの待ち時間があまり長くならないことが挙げられる。
9. ルノー・ゾエR135 – 309km
2012年のデビュー以来、ルノー・ゾエは改良を重ね、今では初期モデルよりも強力なパワートレインを搭載している。エクステリアのデザインは大きく変わっていないが、インテリアは新型クリオ(日本名:ルーテシア)と共通化された要素により、質感が大幅に向上している。
52kWhバッテリーを搭載し、公式にはWLTPサイクルで383kmの走行が可能とされているが、編集部の実走行テストでは、通常の使用で309kmを走行することができた。上級車に匹敵する数値で、WLTPの公称航続距離に比較的近いものとなっている。
10. テスラ・モデル3スタンダードレンジ・プラス – 291km
上位モデルのパフォーマンス仕様では、有能な電動ツアラーとしてその実力を証明しているが、このスタンダードレンジ・プラス仕様も個別で評価すべきだろう。モーターはパフォーマンス仕様の2基から1基になり、バッテリーも小さくなっているが、それでも実走行テストでは航続距離の長いEVの上位にランクインしている。
編集部のテストでは、実走行距離が291kmとなり、同価格帯のBMW i3を上回ったが、ヒュンダイ・コナ・エレクトリックやキアeニロには遅れをとった。