2022年発売予定の新型EV 注目すべきニューモデルは? 3~12月発売モデルをイッキ見
公開 : 2022.03.27 18:05
4月
ポルシェ・タイカンGTS
GTSはタイカン4Sとターボの間に位置し、後者と同じデュアルモーターを搭載するが、出力は679psではなく、598psに制限される。幸いなことに、86kg-mというトルクはターボと同じである。
ポルシェ・タイカン・スポーツツーリスモ
オフロードスタイルのクロスツーリスモとは異なる、より地面に近い位置にセットされるワゴンタイプ。GTSを選ぶと、「ポルシェ・タイカン・スポーツツーリスモ・グランツーリスモ・スポーツ」というしつこい名前になる。
BMW iX M60
BMWのパワフルな電動SUVは、最高出力619ps、0-100km/h加速4.0秒、そして……傑出したスタイリングを備えている。価格も11万1905ポンド(約1780万円)と、際立っている。航続距離は575kmで、標準的なiXより若干短くなる見込みだ。
シトロエン・アミ
アミの反響は良好で、シトロエンはフランスでのみ販売が計画されていたこのモデルを英国にも導入することを決定した。2シーターのEVで、5.5kWhのバッテリーから電力を供給し、最高速度は45km/hに過ぎない。出力はわずか8psだが、当初はフランス市場のみを想定していたシトロエンが英国への導入を発表したことで、すでに人気を博している。
5月
ジェネシスGV60
ジェネシス初のEV専用モデルであるGV60は、ヒョンデ・アイオニック5やキアEV6と同じE-GMPプラットフォームをベースに開発されている。デュアルモーターによる四輪駆動方式を採用し、ジェネシスによると「スポーツカーに匹敵する」性能を持つという。
メルセデス・ベンツEQT
やっとカッコイイと思えるミニバンが登場。ルノーと共同開発したEQTのコンセプトモデルは、新型Tクラスの電動兄弟車を予告するものだったが、コンセプトで見られた一体型の「電動スケートボード」が標準装備されるかどうかはわからない……。
レクサスRZ
市販モデルはまだ公に姿を表していないが、完全可変四輪駆動とステアバイワイヤ技術を搭載することが分かっている。トヨタbZ4Xやスバル・ソルテラと同じe-TNGAプラットフォームを採用するRZは、「信じられないほどのコーナリングと路上追従性を実現する」とされている。また、「爽快なパフォーマンス」を優先しているという。
6月
ダチア・スプリングEV
ダチア初のEVは、「シンプル」という同社の製品理念を貫いている。4人乗りのクロスオーバーで、最高出力45ps、航続距離225kmを達成する。しかし、欧州NCAP安全性評価では1つ星(下から2番目)を獲得してしまった。
ロータス・エヴァイヤ
ロータスが送り出す新世代のフラッグシップモデル。4基のモーターで合計2000psという驚異的な出力を誇るスーパーカーである。最高速度は320km/hで、航続距離は約400km。パンデミックの影響で発売が遅れているが、プロトタイプの走行を見る限りでは、期待が膨らむ一方だ。
メルセデス・ベンツEQE
BMW i4とテスラ・モデル3を視野に入れた、CLSサイズの新型セダン。100%リサイクルされたスチールから作られており、メルセデスは航続距離が最大660kmであると主張している。2023年には、EQE SUVが登場する予定だ。
スコダ・エンヤクiVクーペ
スコダ・エンヤクiVクーペは、標準のエンヤクiVのルーフを傾斜させたクーペスタイルのSUVだ。バッテリーサイズは標準車と同じになる見込みだが、クーペの持つ空力特性により効率が向上し、航続距離は77kWhバッテリーで最大535km以上になる可能性がある。
ジェネシス・エレクトリファイドGV70
BMW iX3のライバルで、最高出力489ps、最大トルク71kg-m、航続距離は500kmとされている。350kWの充電器を使えば、10-80%の充電が18分間で可能だ。その他の機能としては、過酷な路面状況に対応するEテレイン・モード、ロードノイズ低減システム、自動電子制御サスペンションなどがある。
ヒョンデ・アイオニック6
アイオニック6は、ヒョンデにとって2番目のEV専用モデルで、ポルシェ・タイカンに仕掛けられるようなパワーを持つと見込まれている。当初は今頃の登場が予想されていたが、設計変更により、欧州での販売開始は2022年半ばとなった。その分、バッテリーを72.6kWhから77.4kWhへと大型化しており、顧客を待たせただけの価値はあるだろう。