トヨタ自動車創業者 豊田喜一郎氏 「愛知県名誉県民」授与
公開 : 2022.03.25 06:45
トヨタ自動車の創業者である豊田喜一郎氏が、愛知県の定例議会を経て、愛知県名誉県民の称号を授与されました。
愛知の発展に多大な貢献
トヨタ自動車株式会社の創業者である豊田喜一郎氏が、愛知県の定例議会を経て、愛知県名誉県民の称号を授与された。
愛知県は今年県政150周年を迎え、これまでの150年の歩みを振り返り、愛知の発展に多大な貢献をしたとして、豊田喜一郎氏を顕彰した。
この授与を受けて豊田章男社長は、豊田喜一郎氏、および創業時のリーダーを偲び、「このたびは、愛知県政150周年の節目にあたり、わたしどもの創業者である豊田喜一郎を名誉県民にご選出いただき、大変ありがたく、嬉しく思います」
「わたし自身は喜一郎に直接会ったことはございませんが、愛知県名誉県民に選ばれたと聞いたら、きっと『自動車産業を興す挑戦はみんなでやってきたこと。自分は仲間たちを代表して名前があるだけだ』と言ったのではないかと思います」
「当時は不可能とさえ言われた『クルマづくりへの挑戦』や、『繊維産業から自動車産業への転換』は、『もっと世の中を良くしたい』という一心で、一緒に取り組んでくださった行政・仕入先・販売店をはじめとする地元の皆さまがいたからこそ、成し遂げられたことだと思っております」
「CASE革命やカーボンニュートラルへの対応など、自動車産業が100年に1度の大変革の時代を迎えている中、わたし達も今、自動車会社からモビリティ・カンパニーへのモデルチェンジに挑戦しております」
「今回の顕彰にあたり、喜一郎や先人たちからは、『未来のためにみんなで頑張れよ』というエールが、わたし達現役世代に送られているようにも思えます」とコメントした。