ロールス・ロイス レイス/ドーンの販売終了 2ドア・クーペは次期EV「スペクター」へ
公開 : 2022.03.28 06:05
ロールス・ロイスは、レイス(クーペ)とドーン(コンバーチブル)の生産を2023年に終了すると発表。
すでに受注終了 最後の個体は2023年に
ロールス・ロイスは、ドーンとレイスが2023年に生産を終了する予定で、すでに受注を停止していることを明らかにした。
ドーンは2ドア・コンバーチブル、レイスは2ドア・クーペで、いずれも予定生産台数に達したため、後継の開発は行わず、2023年第4四半期に発売予定の2ドア電動クーペ「スペクター」の開発にリソースを集中させるという。
ロールス・ロイスのトルステン・ミュラー=エトヴェシュCEOによると、両モデルはすべての市場での受注が終了しているものの、最後の車両が生産ラインを離れるのは2023年初頭であるとのこと。
レイスの直接的な後継車ではないものの、次期スペクターは今後、同社の製品群の中で同等の役割を果たすだろうと、ミュラー・エトヴェシュCEOは述べている。
関係者によれば、同社初のEVは既存モデルをベースに作ることもできたが、独自のアイデンティティを持つことが重要であったという。
ミュラー・エトヴェシュCEOは日常的な問題として、ロシアへの輸出が停止される前に、ロシア向けモデルの生産を他の市場に振り向けることができるとしている。また、ウクライナ西部にある工場からエンジン用のワイヤーハーネスを調達しているが、ロシアの侵攻で一旦停止した生産を再開しており、供給には影響がないと説明した。