テスラ・モデルY 詳細データテスト 強力な動力性能 走りの洗練性は問題外 充電設備の内容は圧倒的

公開 : 2022.04.02 20:25  更新 : 2022.04.02 21:35

スペック

レイアウト

テスラは自社専用のバッテリーEV用プラットフォームを使用する。モデルYの構造部は、ほとんどがモデル3と共通で、アルミを多用して軽量化を図っている。

実測した前後重量配分は50:50だった。

パワーユニット

モデルYの構造部は、ほとんどがモデル3と共通。アルミを多用して軽量化を図っており、実測した前後重量配分は50:50だった。
モデルYの構造部は、ほとんどがモデル3と共通。アルミを多用して軽量化を図っており、実測した前後重量配分は50:50だった。

駆動方式:フロント・リア横置き四輪駆動
形式・前/後:誘導電動機/永久磁石同期電動機
駆動用バッテリー:水冷式リチウムイオンバッテリー、79kWh(推測グロス値)/75kWh(推測ネット値)
最高出力:440ps/-rpm(推測値)
最大トルク:58.6kg-m/-rpm(推測値)
許容回転数:-rpm
馬力荷重比:222ps/t
トルク荷重比:29.6kg-m/t

ボディ/シャシー

全長:4751mm
ホイールベース:2890mm
オーバーハング(前):875mm
オーバーハング(後):986mm

全幅(ミラー含む):2130mm
全幅(両ドア開き):3840mm

全高:1624mm
全高:(テールゲート開き):2220mm

足元長さ(前):最大1100mm
足元長さ(後):最大820mm
座面~天井(前):最大1060mm
座面~天井(後):最大920mm

積載容量:854~2041L

構造:スティール/アルミモノコック
車両重量:1979kg(公称値)/1978kg(実測値)
抗力係数:0.23
ホイール前・後:9.5Jx19
タイヤ前・後:255/45 R19 104W
ハンコック・ヴェンタスS1エヴォ3 EV T0
スペアタイヤ:なし(パンク修理キット・オプション)

変速機

形式:1速リダクションギア(前/後)
ギア比
最終減速比:-
リダクション比:9.1:1(後) 
1000rpm時車速:-km/h

電力消費率

AUTOCAR実測値:消費率
総平均:5.0km/kWh
ツーリング:5.3km/kWh
動力性能計測時:1.8km/kWh

メーカー公表値:消費率
混合:6.0km/kWh

公称航続距離:533km
テスト時平均航続距離:377km
CO2排出量:0g/km

サスペンション

前:ダブルウィッシュボーン/コイルスプリング、スタビライザー
後:マルチリンク/コイルスプリング、スタビライザー

ステアリング

形式:電動、ラック&ピニオ
ロック・トゥ・ロック:2.0回転
最小回転直径:12.1m

ブレーキ

前:355mm通気冷却式ディスク
後:335mmディスク
制御装置:ABS
ハンドブレーキ:自動(スイッチなし)

静粛性

アイドリング:-dBA
全開走行時(145km/h):75dBA
48km/h走行時:60dBA
80km/h走行時:66dBA
113km/h走行時:70dBA

安全装備

ABS/ESC/LKA/AEB/死角警告/前席サイドエアバッグ/カーテンエアバッグ/速度制限認識
Euro N CAP:未実施
乗員保護性能:成人-%/子供-%
交通弱者保護性能:-%
安全補助装置性能:-%

発進加速

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
0-30マイル/時(48km/h)2.2秒
0-40(64):3.0秒
0-50(80):3.8秒
0-60(97):4.7秒
0-70(113):5.9秒
0-80(129):7.1秒
0-90(145):8.6秒
0-100(161):10.5秒
0-110(177):12.8秒
0-402m発進加速:13.1秒(到達速度:179.3km/h)
0-1000m発進加速:23.7秒(到達速度:202.3km/h)

ライバルの発進加速

ライバルの発進加速
フォルクスワーゲンID.4 GTXマックス(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温16℃
0-30マイル/時(48km/h):2.5秒
0-40(64):3.5秒
0-50(80):4.7秒
0-60(97):6.2秒
0-70(113):8.1秒
0-80(129):10.3秒
0-90(145):13.0秒
0-100(161):16.1秒
0-110(177):20.7秒
0-402m発進加速:14.9秒(到達速度:155.1km/h)
0-1000m発進加速:27.2秒(到達速度:180.2km/h)

キックダウン加速

20-40mph(32-64km/h):1.6秒

30-50(48-80):1.6秒

40-60(64-97):1.7秒

50-70(80-113):2.0秒

60-80(97-129):2.3秒

70-90(113-145):2.8秒

80-100(129-161):3.4秒

90-110(145-177):4.1秒

100-120(161-193):5.2秒

110-130(177-209):6.6秒

制動距離

テスト条件:乾燥路面/気温11℃
30-0マイル/時(48km/h):8.5m
50-0マイル/時(64km/h):23.2m
70-0マイル/時(80km/h):46.5m
60-0マイル/時(97km/h)制動時間:2.61秒

ライバルの制動距離

フォルクスワーゲンID.4 GTXマックス(2021年)
テスト条件:乾燥路面/気温16℃
30-0マイル/時(48km/h):8.8m
50-0マイル/時(64km/h):23.9m
70-0マイル/時(80km/h):46.2m

記事に関わった人々

  • 執筆

    イリヤ・バプラート

    Illya Verpraet

    英国編集部ライター
  • 執筆

    リチャード・レーン

    Richard Lane

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    関耕一郎

    Kouichiro Seki

    1975年生まれ。20世紀末から自動車誌編集に携わり「AUTOCAR JAPAN」にも参加。その後はスポーツ/サブカルチャー/グルメ/美容など節操なく執筆や編集を経験するも結局は自動車ライターに落ち着く。目下の悩みは、折り込みチラシやファミレスのメニューにも無意識で誤植を探してしまう職業病。至福の空間は、いいクルマの運転席と台所と釣り場。

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