フィアット 大規模なラインナップ拡大計画発表 5年以内に4台の新型車投入

公開 : 2022.04.05 06:05

新型パンダと500

フランソワは、代表的なモデルである500とパンダの存続を認め、次のように述べている。

フィアットには2つのアイコンがあります。500はその1つで、驚くほど好調です。1月には、ドイツで最も売れたEVになりました。500にはさまざまなサイズがあり500Xも展開していますが、もっと何かできるはずです」

新型フィアット・パンダの予想レンダリング
新型フィアット・パンダの予想レンダリング    AUTOCAR

「もう1つはパンダです。1980年代の初代は、かなり象徴的な存在です。あのようなクルマを現代的に解釈することには、意味があると思います。形だけでなく、本質的でミニマルなアプローチも。『レス・イズ・モア』です。これが、チェントヴェンティ・コンセプトと、これから皆さんにお見せするクルマにインスピレーションを与えました」

「小型車や大型のクロスオーバーが登場し、パンダのDNAを感じることができるでしょう。そのうちの1つはパンダと呼ばれます。パンダが象徴的だったのは、その形ではなく哲学や精神があったからで、わたし達もそれを彷彿とさせるデザインで捉えようとしています。パンダは少し無骨で、シンプルで、頑丈でなければならないのです」

フランソワは、すべての新しいデザインが完成しており、それぞれ「非常に強い個性と特徴的なデザインを持っている」と語った。

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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