北米三菱 2023年型エクリプス・クロスを改良発表 317万円から
公開 : 2022.04.05 21:27
三菱は小型SUVのエクリプス・クロスを改良し、2023年モデルとして北米市場に投入します。
S-AWCを全車標準装備 317万円から
北米三菱自動車販売株式会社(MMNA)はクロスオーバーSUVのエクリプス・クロスの2023年モデルを発表した。世界ラリー選手権のスペシャルステージやダカールで勝利を収めた三菱のモータースポーツに由来するS-AWCが特徴だ。
2023年モデルのエクリプス・クロスは2万5795ドル(317万円)からで、LE以上のグレードではアップル・カープレイやアンドロイド・オートなどを含むテクノロジーと快適性を兼ね備えている。
S-AWCは全グレードに標準装備される。新デザインの18インチホイールや標準装備のLEDヘッドライトとフォグランプに加え、一部のグレードではフロントおよびサイドのトリムが変更されている。
2023年モデルにおいては、ESから最上級のSELツーリングまで、2022年モデルで導入されたすべての改良点を引き継いでいる。
エクステリアを一部改良
特にエクステリアデザインにおいては、フロントの三菱のダイナミックシールドを刷新したほか、リアハッチや窓は再デザインされている。
フロントに関して言えば、ボンネットとバンパーを一体化し、特徴的なダイナミックシールド・グリルをスポーティかつ大胆に表現したという。ボンネット先端には薄型でハイマウントのLEDデイタイム・ライトとウィンカーを一体化して配置している。
ヘッドライトとフォグランプを低い位置に配置することで、対向車のドライバーを幻惑させないようにしたとのことだ。
リアはシャープな六角形リフトゲートを採用し、三菱製SUVの象徴であるリアマウントのスペアタイヤをイメージしたデザインになっている。またリアウインドウもスタイリッシュかつ広い視界を確保できるようにしたという。
LE、SE、SELの各グレードには新デザインとなった18インチのアルミホイールを採用している。さらにSELではサイドトリム下部をボディ同色とし、SEではシルバーのフロントバンパーガーニッシュを追加している。
152psの1.5L直噴ターボ搭載
搭載されるエンジンは1.5L直噴ターボとなる。最高出力は152ps/5500rpm、最大トルクは25.4kg-mで、CVTが組み合わされる。
スーパー・オールホイール・コントロールを標準装備し、路面や天候に左右されることなく直進安定性と信頼できるコーナリング性能を持つという。
S-AWCはアダプティブ・スタビリティ・コントロールやABS、それにアクティブ・ヨー・コントロール(AYC)を統合し、ブレーキと電子制御センターデフによって後輪と左右の車輪に駆動トルクを分配する。
全グレードにS-AWCを標準装備することは、ブランドの信頼性に対するこだわりの一端を担っているという。