メルセデス・ベンツCLS、CLSシューティングブレーク、フェイスリフト
公開 : 2014.06.19 22:50 更新 : 2017.06.01 02:12
メルセデス・ベンツはグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで、フェイスリフトを施した4ドア・サルーンのCLSと5ドア・エステートの、CLSシューティングブレークを発表する。
この新しいCLS、CLSシューティングブレークは、モデル中期の定期的な変更のほか、マルチビームLEDヘッドランプが採用され、アタrしいAMGライン・プラスとナイトパッケージが追加されたのが主な特徴とも言える。
その他、エクステリアではあまり大きな変更は見られない。フロント・バンパーや、新しいヘッドライトのためにフロント・グリルは若干のリデザインはされているが、印象はほとんどかわらない。
インテリアにしても同様で、3スポーク・ステアリングのデザインが新しくなったほか、8.0インチのインフォテーメント・システム・モニターに変更がなされた程度だ。
エンジンは、すべてEU6エミッションに適合したものとなる。
CLS220ブルーテックは、新たにラインナップに付け加えられたモデルである。これは従来のCLS250ブルーテックに変わるモデルで、170ps、40.8kg-mを発揮する2.1ℓの4気筒コモンレール・ディーゼル・ターボが搭載される。
また、この上にはCLS350ブルーテックも用意される。こちらは258ps、63.2kg-mを発揮する3.0ℓV6コモンレール・ディーゼル・ターボを搭載する。
既存のCLS350CGIは、より強力なCLS400に変更される。これは、26ps、8.3kg-mほどアップした333p、48.9kg-mとなった3.0ℓV6ダイレクト・インジェクション・ツインターボを搭載するモデルだ。従来のナチュラル・アスピレーションの3.5ℓに変わるものである。
ラインナップのトップ・エンドに鎮座するのは従来通りCLS63 AMGだ。そのツインターボの5.5ℓV8は、557ps、81.6kg-mのパワー、トルクを持つ。さらにレフトハンダーには565psにまでパワーアップしたユニットを搭載する4 Maticもラインナップされる。だたし、Eクラスの4 Matic同様にライトハンダーは用意される予定がないという。
また、CLS63 AMG以外のモデルには新設計の9速Gトロニックが標準となる。これは従来の7速Gトロニックに代わるものだ。CLS63 AMGのみが従来のAMG製の7速Gトロニックを使用する。
セーフティ・パッケージとしてはコリジョン・プリベンション・アシスト・プラスが装備された。非常衝突防止ブレーキである。
また、今回新たに採用されたマルチメディアLEDヘッドランプは、メルセデス・ベンツによればアウディやBMWのレーザー・ヘッドランプを上回るもので、例えば対向車があった場合、ステレオカメラを通してそれを判断し、24個のLEDプロジェクターを255段階にわたって絞るというもの。もちろん、対向車がいない場合などは最大限にその照射が活かされることとなる。
この新しいCLSのデリバリーは9月頃からになる予定で、価格はまだ発表されていない。