新型「プジョー308」がやって来た! ガソリン/ディーゼル/PHEVの日本価格が判明

公開 : 2022.04.13 21:32  更新 : 2022.04.14 00:37

フルモデルチェンジされた「プジョー308」が発表に。日本仕様の写真を撮影してきました。グレード、パワートレイン、サイズ、価格を解説します。

セグメントの常識を変える1台?

執筆:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

4月13日。東京都内で新型プジョー308のプレス発表会が開催された。

新型308は、昨年秋に東京をはじめ名古屋、大阪でデザインを公開しているが、日本仕様の正式な発表は今回が初となる。

新型308アリュール:305万3000円(全長4420×全幅1850×全高1475mm)
新型308アリュール:305万3000円(全長4420×全幅1850×全高1475mm)    AUTOCAR JAPAN編集部

ステランティス・ジャパンは日本の輸入車市場において毎年順調に販売台数とシェアを伸ばしている。2014年(当時はFCAとPSAは別会社だが、合わせて)の販売台数は2.5万台でシェアは9.0%だったが、昨2021年は約4.5万台で17.4%までに拡大した。

いまや日本で新車で売れている輸入車の約6台に1台はステランティス・グループのクルマということになる。

発表会の冒頭、ポンタス・ヘグストロム社長は、「新型プジョー308は、日本の人々にチョイスと個性をもたらします。クルマに関して積極的な選択をする人が増え、自分のライフスタイルに合ったものや自らを際立たせるものを求める時代に、新型308をデビューさせます」と紹介。

「308の属する輸入Cセグメントは日本においても健在でシェアがあります。誰もがSUVを求めているわけではありませんし、ハッチバックやワゴンは多用途に使えて、しかも重心の低く爽快なドライブフィールがあります。このセグメントが日本市場の3分の1を占めるのは、狭くタイトな道が多い日本の道路事情の中で使いやすいことが理由でしょう」

「だからこそ、新型308を日本で発表することをとても楽しみにしてきました。このクルマはセグメントの常識を塗り替えます」と熱く語った。

内装は? GTなら「OK、プジョー

新型308がアンヴェールされた後、フリーアナウンサー安東弘樹氏のMCで、マーケティング部マーケティングダイレクターのトマ・ビルコ氏とマーケティング部プジョープロダクトマネジャーの上村学氏のトークセッションが行われたが、車両の解説とともに紹介していこう。

新型308の登場で、プジョーのモデルラインナップはすべてが刷新された。大きなセリングポイントは3つ。

「GT」グレードの前席内装。「OK、プジョー」で起動するボイスコントロールを装備。「渋谷駅へ連れて行って」「運転席のエアコンを20度に設定して」など声で操作できる。
「GT」グレードの前席内装。「OK、プジョー」で起動するボイスコントロールを装備。「渋谷駅へ連れて行って」「運転席のエアコンを20度に設定して」など声で操作できる。    AUTOCAR JAPAN編集部

まず、存在感がありインパクトの大きなスタイリング。

新しいプジョー・エンブレムを配した独創的なデザインのグリル、マトリックスLEDヘッドランプ、伸びやかなシルエットのサイドビュー、3DフルLEDテクノロジーを採用したリアライトなど、セグメントを超えたダイナミックなものだ。

2番目は、iコクピットとiコネクト(i-Connect)からなる、最新世代のドライバーズコクピットとプジョー初のインフォテインメントシステム。

小径ステアリングホイールと10インチのデジタルメーター、そしてセンターダッシュの10インチ・タッチスクリーンから成るiコクピットは、デザインを進化させ、ドライバーオリエンテッドで視認性・操作性に優れている。

プジョー初のインフォテインメントシステム、iコネクトは、GTに装備されたiコネクト・アドバンストならボイスコントロール機能も備える。「OK、プジョー」と話しかければ起動。ナビ、空調、オーディオなどの操作が可能だ。

記事に関わった人々

  • 撮影

    AUTOCAR JAPAN

    Autocar Japan

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の日本版。

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