ぶっ飛んだコンセプトカー 54選 前編 才能を持て余した技術者の遊び?

公開 : 2022.04.17 06:05

ダッジ・ネオン・エクスプレッソ(1994年)

車体から窓ガラスに至るまで、いたるところに奇妙なカーブを描き、まるで漫画の世界から飛び出してきたかのような外観のエクスプレッソ。「大都市のタクシー」をイメージしたデザインと謳われたが、ダッジは「このコンセプトは、運転が楽しいネオンのプラットフォームをベースにしている」と主張していることから、信頼性ゼロのコンセプトであることがわかるだろう。

ダッジ・ネオン・エクスプレッソ(1994年)
ダッジ・ネオン・エクスプレッソ(1994年)

フォード・インディゴ(1996年)

インディゴは、ほんの少しも現実味を帯びていなかった。公道用のレーシングカーで、雨風を遮るものはなく、荷物を置く場所もない。乗員の頭の後ろに6L V12エンジンが鎮座し、最高速度290km/hを発揮する。でも、ちょっと楽しそうだ。

フォード・インディゴ(1996年)
フォード・インディゴ(1996年)

イタルデザイン・フォーミュラ4(1996年)

イタルデザインは、若いドライバーのために手頃な価格のスポーツカーを作ろうという善意でプロジェクトを開始した。しかし、その結果、新旧の要素を取り入れた、実用性に乏しい、ひどい仕上がりになってしまったのだ。

イタルデザイン・フォーミュラ4(1996年)
イタルデザイン・フォーミュラ4(1996年)

ユーリエ・プレグンタ(1998年)

おそらく、あらゆるコンセプトで最も悲しいのは、素晴らしいクルマを、おかしな別物に変えてしまうことだろう。このおぞましい姿は、かつてランボルギーニディアブロだったものだ。

ユーリエ・プレグンタ(1998年)
ユーリエ・プレグンタ(1998年)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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