ぶっ飛んだコンセプトカー 54選 後編 才能を持て余した技術者の遊び?

公開 : 2022.04.17 06:06  更新 : 2022.04.18 10:56

ベンチュリー・アストロラボ(2006年)

アストロラボは、エクレクティックをさらに極端にしたようなモデルで、太陽エネルギーを利用することにさらに重点を置き、人を快適に運ぶような便利な要素は一切省かれている。

ベンチュリー・アストロラボ(2006年)
ベンチュリー・アストロラボ(2006年)

フォルクスワーゲンGX3(2006年)

フォルクスワーゲンがいかに保守的かを考えると、GX3の限定生産を真剣に検討していたことが不思議に思える。悲しいことに、フォルクスワーゲンは理性的に判断し、このクルマを諦めた。

フォルクスワーゲンGX3(2006年)
フォルクスワーゲンGX3(2006年)

リンズスピード・オアシス(2017年)

コンセプト狂と化したリンスピードは、2017年のコンシューマー・エレクトロニクス・ショーでオアシスを発表した。特徴はなんといっても、ダッシュボードに組み込まれた「庭」だ。自動運転が可能なオアシスは、温度調節機能付きのピザ収納ボックスも備えていた。

リンズスピード・オアシス(2017年)
リンズスピード・オアシス(2017年)

BMW i-インサイド・フューチャー(2017年)

BMWの名誉のために一応お伝えしておくと、i-インサイド・フューチャーは未来のBMWを示すというよりも、新しい技術を披露するために作られたものだ。タッチセンサー式のホログラフィック・ディスプレイを中心としたデザインで、高度な自動運転技術による移動中の暮らしを描いている。

BMW i-インサイド・フューチャー(2017年)
BMW i-インサイド・フューチャー(2017年)

ルノーEZ-ウルティモ(2018年モデル)

「車輪のついたリビングルーム」という言葉はよく聞かれるが、EZ-ウルティモはまさしくそれだ。完全自動運転なので、車内ではフランス流のエレガントなパーティーを楽しむことができる。全長5.8mで、未来の超ハイソな旅行者向けに設計されている。

ルノーEZ-ウルティモ(2018年モデル)
ルノーEZ-ウルティモ(2018年モデル)

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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