唯一無二の世界を味わえるネオクラシック 20選 中古で探す至高の愛車

公開 : 2022.04.23 06:05

ルノー・スポール・クリオ

この時代のルノー・スポール・クリオを買えば、失望することはないだろう。ルノー・スポールの魔術師たちが開発したシャシーに、最高出力170psの2.0Lエンジンを搭載した172フェイズ1がその始まりだ。

2001年にはフェーズ2が登場し、その後ハードコアな172カップ、よりパワフルな182と182カップが登場した。壊れやすいクルマであり、改造されていることも多いが、良い個体は期待を裏切らない。

ルノー・スポール・クリオ
ルノー・スポール・クリオ

フィアットバルケッタ

フィアット・バルケッタを避ける理由としては、左ハンドルであること、前輪駆動であること、腐食の脅威が残っていること、などが挙げられる。どちらかというと、買う理由の方が多いかもしれない。マツダロードスターよりも高級感があり、特にフェイスリフト前の姿はとてもかわいらしく、運転するのがとても楽しいのだ。

車重1860kgのオープンカーだが、1.8Lエンジンは最高出力130psを発生し、0-100km/h加速はわずか8.6秒だ。

フィアット・バルケッタ
フィアット・バルケッタ

フォードフィエスタST 150

ルノー・スポール・クリオが圧倒的な強さを誇っていたため、フォード・フィエスタST 150のようなライバルのホットハッチは見過ごされがちだった。確かにクリオのような遊び心やスズキスイフトスポーツのようなイキイキとした魅力には欠けるが、最高出力150psの2.0Lエンジンを搭載したフィエスタには心惹かれるものがある。

エンジンは特筆すべきものではないが、現代の交通事情に対応するには十分な速さがあるのは確かである。

フォード・フィエスタST 150
フォード・フィエスタST 150

ランドローバー・ディスカバリー2

ランドローバーディフェンダーの購入を断念した人は、ディスカバリー2を検討してはどうだろう。ディスカバリー1はクラシックカーとしての地位を確立しつつあるが、2は初めてランドローバー・オーナーとなる人にとって、より良い選択となるだろう。

普段使いにはTd5が最適だが、やはり4.0L V8に惹かれてしまう。錆の問題が残っているが、カスタムにもよく応じ、オフロードでは最高の体験をさせてくれる働き者だ。

ランドローバー・ディスカバリー2
ランドローバー・ディスカバリー2

BMW Z3

Z3はやや知名度が低く、過小評価されているが、よく考えると不思議なことだ。なぜなら、時代を超越した格好良さ、後輪駆動独自のハンドリング、種類豊富なエンジンを揃えたBMWのオープンカーだからだ。

1.9Lの4気筒でも十分な速さがあり、2.8Lモデルは力強さとスタイリング、充実した装備を誇る。

BMW Z3
BMW Z3

記事に関わった人々

  • 執筆

    AUTOCAR UK

    Autocar UK

    世界最古の自動車雑誌「Autocar」(1895年創刊)の英国版。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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