ポルシェ/アウディの日本法人 EV普及へ、150kW急速充電器網で業務提携
公開 : 2022.04.19 12:00
ポルシェとアウディが、日本の急速充電器ネットワークの提携を発表。7月1日から両ブランドのオーナーなら、どちらのディーラーでも充電できます。
150kW級のチャージャー、計102基に
ポルシェ日本法人とアウディ日本法人が、EVの急速充電器のネットワーク拡充を促進する業務提携を結んだ。
昨2021年のポルシェの世界販売は、2020年に比べてEVが倍増。また、アウディは同社EVの基幹モデルと期待されるフル電動の中型SUV「Q4 eトロン」の日本発売を控えている。
両ブランドにとって充電ネットワークの拡充は急務なのだ。
2社は今回の業務提携にあわせて「プレミアム・チャージング・アライアンス」という事業を発表。
7月1日から、両ブランドが展開する合計102基の急速充電器をポルシェ・オーナーでもアウディ・オーナーでも利用できる体制を組む。
具体的には、両社のディーラーネットワーク、または都市部に展開される150kW級出力、CHAdeMO規格の急速充電器ネットワークを統合することにより、日本国内の充電サービス網を展開していく形だ。
ポルシェのEV「タイカン」の場合、150kWの急速充電器であるポルシェ・ターボチャージャーなら24分で80%まで充電できる。距離にして300km分の走行ができることになる。
またアウディジャパンは、EVを扱うeトロン店というショールームに設置された90kW以下の急速充電器を、2024年までに全て150kW級出力のものに置き換えていくという。
そして、アウディ・ブランド全体として日本国内の120店舗に、今後150kW級の急速充電器を設置していく構えだ。