新型メルセデス・ベンツEQS SUV 最大7人乗りの高級EV、欧州発表 航続600km以上
公開 : 2022.04.19 20:25 更新 : 2022.04.19 22:14
オフロードも走行可能な足回り
足回りは、エアサスペンションのエアマチックと可変ダンピングコントロールを備えたフロント4リンク、リアマルチリンクを標準装備している。走行中、80km/hまでは車高を最大25mm上げることができ、110km/h以上では「コンフォート」モードで10mm、「スポーツ」モードで15mm自動的に下がり、空気抵抗を減らして電費効率を高める。
標準では最大4.5度の後輪操舵が可能だが、オプションで10度まで上げることができ、旋回円は11.9mから11.0mへと、小型ハッチバックとほぼ同じになる。
主な走行モードは「エコ」、「コンフォート」、「スポーツ」、「オフロード」の4種類で、オフロードは電子スタビリティコントロールのON/OFFが選択できる。
オフロードモードでは、トラクションコントロールシステム、アンチロックブレーキ、ダウンヒル・スピードレギュレーションと、スロットルのマッピングが調整される。メルセデスは、「軽いオフロードに挑戦できる」と述べている。
最大7人乗り 最新機能満載のインテリア
ハイマウントのダッシュボードには、12.3インチのデジタルメーターと12.8インチのインフォテインメント・ディスプレイが標準装備されているほか、EQS 580には8コアプロセッサと24ギガバイトのRAMを内蔵したハイパースクリーンが搭載されている。幅1410mmのハイパースクリーンは、12.3インチのメータースクリーン、17.7インチのインフォテインメント・スクリーン、12.3インチの助手席スクリーンを一体化したものだ。
「ヘイ、メルセデス!」の音声コントロールに対応するほか、無線によるソフトウェアアップデートも可能だ。また、オプションでARナビ対応のヘッドアップディスプレイも用意されている。
3列目シート(オプション)では足元と膝のスペースは狭くなるが、最大7人乗りが可能となる。ラゲッジスペースは195Lを確保している。