フォード・エッジのスタジオ写真公開
公開 : 2014.06.25 22:30 更新 : 2017.06.01 02:12
BMW X3やアウディQ5の強力な対抗馬となるフォードのSUVモデル、エッジのスタジオ写真が公開された。ミドル・サイズの5シーターモデルは、モンデオやS-マックスと同様のグローバルC/Dプラットフォームがベースで、実質的にはヨーロッパ・フォードのSUVフラッグシップとなるモデルだ。つまり、エコスポーツやクーガの上にポジショニングする第3のSUVということになる。
第1世代のエッジは、アメリカ市場専用のモデルであったが、この第2世代となるエッジは、ヨーロッパで求められるクオリティをカバーするために一から設計をし直したという。「高級で洗練され先進の技術を持つ」モデルであるという。
また、ヨーロッパのマーケティング・チーフであるローラント・デ・ワードによれば、そのパッセンジャー・スペースが同クラスのSUVと比較して大きいのも特徴であるという。快適さ、利便性、そして安全技術はヨーロッパ市場で販売されるライバルに対抗できるものがあるとしている。
アダプティブ・ステアリング、アクティブ・ノイズ・キャンセラー、フロント・スピリット・ビュー・カメラなどもそのひとつ。特にアダプティブ・ステアリングはパーキング・スピードからクルージング・スピードまでそれぞれステアリング・レシオを切れ目なく変更させるものだという。アクティブ・ノイズ・キャンセラーは、オーディオがノイズと逆位相のサウンドを発することによって、車内での会話を楽にさせるものだ。そして、フロント・スピリット・ビュー・カメラは駐車場からの出入りや、見通しの悪い交差点などで有用となる。
また、面白い試みとしては、リアのシートベルトに内蔵されたエア・バッグなども挙げられる。
リア・サスペンションは洗練された独立懸架、トルク・ベクタリング・コントロールとカーブ・コントロールを持つ4WDシステムもオプションで用意される。
エンジンは2.0ℓデュラトルク・ディーゼルが2つ用意されることが解っている。ひとつは、180ps、40.8kg-mのパワーを持つもので、6速マニュアルと組み合わせられ149g/kmのCO2排出量を持つ。もうひっとうは210ps、45.9kg-mのパワーを持つもので、こちらは6速デュアル・クラッチと組み合わされ159g/kmのCO2排出量を持つ。
価格は£30,000(520万円)からとなりそうだ。