独自のカラーリング ブガッティ・シロンの特注モデル公開 オーダーメイド車両

公開 : 2022.04.22 06:05

ブガッティは、シロンのオーダーメイド車両を2台公開しました。「光の波」をイメージした塗装が施されています。

光の波から着想を得たカラーリング

ブガッティは、車両カスタマイズプログラム「シュール・ムジュール」によって製作された2台のオーダーメイドモデルを公開した。

シロン・スーパースポーツとシロン・ピュアスポーツをベースに、「Vagues de Lumiere(光の波)」と呼ばれる塗装、特別なデザインのディテール、独自のインテリアを施している。

ブガッティ・シロン
ブガッティ・シロン    ブガッティ

最高出力1600psのシロン・スーパースポーツはカリフォルニアブルーに塗られ、「光をイメージ」したオレンジ色でラインを描いている。フロントグリルには、顧客の希望でオレンジ色のナンバー「38」が配され、ホイールやレザーキャビンとマッチしている。

一方、シロン・ピュアスポーツは、ブルーのカーボンファイバー、フランス国旗が描かれたスポイラーを装着し、馬蹄形グリルの中央にはブルーのナンバー「9」が配置されている。インテリアでは、ベルーガ・ブラックとフレンチ・レーシング・ブルーのコンビネーションレザーが採用されている。

ブガッティによると、オーダーメイドモデルの塗装は手作業で行われるため、それぞれ5週間ほどかかるという。

オーナーの要望に答えるカスタム部門

ブガッティのクリストフ・ピオションCOOは、次のように述べている。

「この2台のハイパースポーツカーに施された『Vagues de Lumiere』は、ブガッティの基本哲学であるクラフトマンシップ、イノベーション、伝統を体現しています。今後、お客様がシュール・ムジュールのチームと一緒に、どのような作品を作り上げるのか、本当に楽しみです」

ブガッティ・シロン
ブガッティ・シロン    ブガッティ

シュール・ムジュール・プログラムは2021年に始まったが、同社はこれまでにも光の反射に着想を得た塗装を作成してきた。その1台が、欧州最古の磁器メーカーの1つであるベルリン王立磁器製陶所(Konigliche Porzellan-Manufaktur Berlin)と提携して製作した「ヴェイロン16.4グランドスポーツL’Or Blanc」である。

このモデルには、ブルーとホワイトのゼブラ柄のハンドペイントが施されている。また、自然光をイメージしたタイタニックブルーとガンパウダー・グレーの「シロン・ゼブラ1 of 1」も開発された。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジャック・ウォリック

    Jack Warrick

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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