約90分で完売! 英国向けのトヨタGR86 再導入計画は「なし」 手頃なスポーツクーペ
公開 : 2022.04.22 19:45
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初代GT86とBRZが2.0Lエンジンを採用していたのに対し、新型はスバルの水平対向2.4L 4気筒ガソリンエンジンを搭載。初代を上回る最高出力235psと最大トルク25kg-mを発揮する。0-100km/h加速は6.3秒と、初代より1.1秒速くなった。
ピークパワーは7000rpmで発揮され、エンジンは7400rpmまで回転する。トランスミッションは6速MTとATを用意。スバルの運転支援システム「アイサイト」も搭載している。
トヨタによると、2012年に発売されたGT86の「Fun to Drive」の特性を承継することに主眼が置かれ、そのために重量の最小化が図られたという。GR86の車両重量は1270kgで、初代より5kg軽くなっている。これは、ルーフやボディパネルなどにアルミニウムを採用することによって実現されたものだ。
サイズは、全長4265mm、全高1310mm、ホイールベース2575mmと、初代とほぼ同じ。低重心化を図るとともに、ねじれ剛性を約50%向上させ、「よりシャープなハンドリングとステアリングを実現」したとされている。
また、空力特性を考慮したフロントエアダクトとサイドパネルが採用されており、トヨタのモータースポーツの知見に基づいてハンドリングと安定性を向上させたとのことだ。
GT86からGR86への名称変更により、GRスープラやGRヤリスといったトヨタの高性能ラインナップに正式に加わった。