ランボルギーニ「ウラカン・テクニカ」 芸術的V10サウンド、新たな後輪駆動モデルが日本上陸
公開 : 2022.04.22 20:03 更新 : 2022.04.23 00:42
ランボルギーニ ジャパンが「ウラカン・テクニカ」を日本発表。「エボ」と「STO」のギャップを埋める1台。実車を撮影してきました。
640馬力の新型ウラカン 空力も進化
ランボルギーニ日本法人が、V10スーパーカーの新型モデル「ウラカン・テクニカ」を初披露した。
現行のウラカン・シリーズには、ウラカン・エボ、後輪駆動のエボRWD、サーキット志向のウラカンSTOという3つのモデルラインが存在するが、ここに「テクニカ」が新たに加わった形だ。
最高出力はSTOと同じ640ps。最大トルクは57.6kg-mを発揮。
ドライビングのキャラクターは、エボRWDとSTOの中間に位置づけた後輪駆動モデルである。
具体的には、全長をエボよりも61mm長くし、空力面ではウラカン・エボRWDと比較してリア・ダウンフォースを35%増加、ドラッグを20%低めている。
それを実現するために、リアウイングを新開発し、シリーズ初のエアカーテン機能も採用した。
新フェイス、サウンドも注目ポイント
とりわけドライブモードの制御がこのモデルの立ち位置を明確に表しており、「ストラーダ」「スポーツ」「コルサ」という3種のうち、ストラーダ・モードではウラカン・エボのように走り、コルサではSTOのようなアグレッシブさを発揮する。
発表会に登壇したダビデ・スフレコラ ブランド ディレクターは、「ランボルギーニとしては、お客様に常に喜んで頂くことを第1に考えています。お客様がお買い求め頂くときには、さまざまな理由がございます。例えば、乗って楽しいクルマ、最高のパフォーマンス、さらには自分自身のライフスタイルを表す手段としてお選び頂いております。そして、この3つの要素、いわば3つの魂を宿した1台のモデルを今回生み出すことに成功しました」と紹介。
フロントフェイスは、これまでのウラカンからさらに凄みを増した顔つきに。
新開発されたエグゾーストシステムのデモ・サウンドが30秒に渡り会場で再生されると、スフレコラ代表はエッジの利いた音色を「芸術的」と表現し、満足そうに耳を傾けていた。
ウラカン・テクニカの日本価格は、今後発表されるという。