中国東風ホンダ 新型EVのe:NS1を発売 e:NP1も投入へ
公開 : 2022.04.26 21:14
ホンダは中国市場に新型Evのe:NS1とe:NP1を発売します。2027年までに10車種のe:Nシリーズを投入予定です。
中国におけるホンダ初のEVモデル
ホンダの中国における生産販売合弁会社である東風本田汽車有限公司が新型EVのe:NS1を発売する。また同じく広州本田汽車有限公司は2022年5月よりe:NP1の予約受付を開始する。
e:NS1およびe:NP1は、中国におけるホンダ初のEVモデルであるe:Nシリーズの最初を飾るモデルだ。今まで体験したことのない感動を与えるEVをコンセプトに、乗る人に感動を与える新しい価値を持つという。
走行性能の追求のため、瞬発力と繊細な制御を両立するモーターや、最大510kmの航続距離をもたらすバッテリー、専用ボディフレームからなる「e:Nアーキテクチャ」などが新開発されている。
さらにスポーツモデルゆずりの空力技術などにより、ホンダらしいスポーティで気持ちの良い走りを実現したとのことだ。
最新テクノロジーを満載
インテリジェンスについては、EV専用のホンダ・コネクト3.0や大型の15.1インチ・ディスプレイなど中国における最新テクノロジーを詰め込んでいる。
またドライバーの脇見や眠気などを検知するドライバーモニタリング・カメラなど、さまざまな技術により安全、快適、スマートな移動空間を提供するとのことだ。
エクステリアではフロントに光る「H」マークが取りつけられ、リアには「H」に代わって「Honda」のエンブレムが装着される。
ホンダは中国において2027年までに10車種のe:Nシリーズを導入し、ラインナップの電動化を加速させる予定だ。
オンラインストアも本格展開へ
e:NS1やe:NP1の導入に伴い、ホンダは中国でオンラインストアを本格展開する。1対1のコミュニケーションにより、多数の選択肢の検討から注文まですべてのプロセスをオンラインで行うことができる。
同時に「ひと目で触れて未来を感じる」e:Nの世界へといざなう新しい購買体験を提供するとのことだ。
それに加えて既存のショールームのリニューアルも計画している。北京、上海、広州などの主要都市を皮切りに、EV専門ショールームの展開やショッピングモールへの出店も予定している。
今後のe:Nシリーズ追加投入を見据え、広州ホンダおよび東風ホンダはそれぞれEV専用工場を2024年までにオープンさせる計画だ。
ホンダの中国部門を統括する井上勝史は、「ホンダはEV時代においても唯一無二のクルマづくりを信念とします。中国には既に多くのEVの選択肢がありますが、e:Nは、その中でも別次元の気持ち良さ、楽しさを極める独自の価値を提供し、EVの楽しさを再定義します」とコメントしている。