賛否両論 価格発表の新型日産フェアレディZへの声 安い? スープラと比べると?
公開 : 2022.04.27 11:45
新型日産フェアレディZの全グレードの価格が発表されました。524万円からという価格設定に対する声をまとめました。
価格発表 新型は524万円から
2022年1月に開催された東京オートサロン2022にて日本仕様が初公開となった新型フェアレディZ。
そこからおよそ3か月の時を経て、いよいよすべてのグレードの価格が明らかとなった。
日本仕様発表とともに価格が発表されていた「プロトスペック」は696万6300円と700万円に迫る価格であったため、ベーシックなグレードでもかなりの高額となることも予想されていたが、ベースグレードで524万1500円と、プロトスペックよりも170万円以上安い価格という結果となった。
価格的な意味でも直接的なライバルになるであろうトヨタGRスープラの499万5000円~という価格には及ばなかったものの、グレードによってエンジンの排気量や出力などが異なるGRスープラに対し、新型フェアレディZは全グレードで405psを発生するV6 3Lツインターボエンジンを搭載しているため、決して割高とはいえないだろう。
実際のところ、最上級グレードには本革&スエードのコンビ表皮のパワーシートやBOSEサウンドシステムといった上質な装備がプラスされるが、走りの面では中間グレードの「バージョンS」と変わりはない。
一方のベースグレードとバージョンSの差も、19インチ鍛造ホイールが18インチとなり、四輪アルミキャリパー対向ピストンブレーキとメカニカルLSDが備わらない程度なので、走りを楽しみたいユーザーは差額の約80万円を元手に自分好みの仕様にするというのもよさそうだ。
そんな新型フェアレディZの価格、ネットユーザーにはどのように受け止められたのだろうか?
SNSやニュース記事に寄せられたコメントをチェックしてみよう。
中身に対して価格は「良心的」
ベースグレードで500万円超という、フェアレディZに刺さる世代であればがんばれば買えそうであるが、気軽に買えるとはいえないという絶妙な価格ではあったが、意外にも価格について好意的な意見が多くみられた。
「このスペックで純ガソリンターボエンジンかつ、6速MTが選べるというのは割安に感じる」
「オートサロンに展示されていた車両(プロトスペック)の価格を見て驚いていたが、ベースグレードがこの価格というのはバーゲンプライスだろう」
「ただのマイナーチェンジであれば高額にも思えるが、エンジンが一新されただけでなく、レーダークルーズコントロールなど、運転支援システムや9インチナビが標準装備となっていることを考えればむしろ安い」
純粋に金額だけを見れば「安い」とは言い難い数字となっている新型フェアレディZではあるが、冷静に変更点をチェックすれば決して割高ではない、という冷静な意見が多かった。
「いつ、純ガソリン車が買えなくなるか分からないこの時代に新型を出してくれたことに感謝。買えなくなるうちに買わないと」という声も。
一方で、「すでに注文を入れたが、現状では納期未定」という声もあった。
たしかに当初、6月下旬を予定していた発売日が今回の発表では夏となっており、部品供給の事情などによって発売予定が前後する可能性があるというアナウンスがなされている。